「我々としても人々を楽しませることに専念しており、これによりメキシコとラテンアメリカでもっとも強力なライブイベントプラットフォームとしての地位を確立し、世界でももっとも重要なプラットフォームのひとつに成長した」と語るのは、メキシコを代表するプロモーターであるOCESA創業者兼CEOであるアレハンドロ・ソベロン。

「NASCARカップシリーズがメキシコにやって来ることは、メキシコでモータースポーツが経験した大きな成長を反映しており、その成果においてエスクーデリア・テルメックスは、NASCARメキシコシリーズの宣伝とダニエル・スアレスのようなドライバーのサポートにより、大きな役割を果たしてきたんだ」

 そして29日に公開された年間スケジュールでは、これまでレギュラーシーズンの1戦として組み込まれて来たワールドワイドテクノロジー・レースウェイ(WWTR)が初めてポストシーズンに組み入れられ、ニューハンプシャーも8年ぶりのプレーオフ入りに。同じくタラデガは“Round of 12”から、新たに第3ステージというべき大詰めの“Round of 8”に移動している。

 一方、ホームステッドのマイアミ、ワトキンスグレン、アトランタなどはレギュラーシーズンの会場へと回帰し、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイはふたたびのレギュラー最終戦を務めることに。そして今季の同位置を担ったダーリントンは、ポストシーズン開幕戦に返り咲いている。

「我々が国境を越えてNASCARを成長させることに前向きであることは周知の事実であり、2025年のスケジュールはその旅における重要かつエキサイティングな最初のマイルストーンだ」と、改めて強調した前出のケネディ。

「メキシコでのレースに加えて、ナショナルシリーズ全体で数十年ぶりに、より歴史的で多くのファンに人気の会場を復活させることができた。この会場の組み合わせは、NASCARへの高いレベルの興奮と期待を維持するだけでなく、モータースポーツ界でもっとも多様で挑戦的なスケジュールのひとつを実現したと自負している」

来季NASCARカップシリーズがメキシコへ。シティで実に60年以上ぶりの国際ポイントレースを開催
ワールドワイドテクノロジー・レースウェイ(WWTR)が初めてポストシーズンに組み入れられる
来季NASCARカップシリーズがメキシコへ。シティで実に60年以上ぶりの国際ポイントレースを開催
デイトナ・インターナショナル・スピードウェイはふたたびのレギュラー最終戦を務めることに

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