こうした経緯により、鳴り物入りで導入された共通ハイブリッド機構のプログラムは正式に終了となり、車両は2024年と同等の出力を得るべく以前と同じパワーブーストの展開フォーマットやテーブルを維持し、追加のパワーサージはターボブーストのみで行われる。この結果、車両は約55kg軽量化され、より機敏な挙動を手にいれることになる。

 このブースト展開の通知はタイミングモニターから削除されるものの、作動に関する情報は、各車両のサイドウインドウのLEDライトと(国内放映権を持つ)ITVのライブグラフィックを通じてファンに提供されるという。

「2025年に化石燃料フリーの100%持続可能な燃料を導入することは、BTCCがモータースポーツの革新に引き続き取り組んでいることを示すものだ」と続けたゴウ。

「ハイブリッド時代はBTCCにとって素晴らしい時代だった。6年前に初めてハイブリッド機構を発表したとき、モータースポーツではまだ比較的初期段階の技術でもあった。我々はそのプログラムを無事に完了し、その点ではもう証明する必要は何もない。まだ他のメーカーやカテゴリーは追いついていない領域だからね」

「しかし、その目標を達成したことで持続可能な燃料の導入を進めることができる。非常に重要なことだが、今季のBTCCを非常に思い出深いものにしたのと同じパフォーマンスを維持し、さらに強化することになるだろう」

「我々、BTCCはただじっとしているわけではないんだ。今日の発表が明確に示しているように、我々は進化し、前進していくつもりだ」

 そのTOCAが承認した2025年シーズンのさらなるルール変更は、今後数日中に発表される予定となっている。

すべての車両がハルターマン・カーレス社が供給する新燃料の『ハイパーフローECO102 R100』で走行することになる
この結果、車両は約55kg軽量化され、より機敏な挙動を手にいれる

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