まさに“トヨタ陣営のためのレースウイーク”となったマーティンスビル・スピードウェイでの2025年NASCARカップシリーズ第7戦『クックアウト400』は、ピットクルーの完璧かつ迅速な仕事ぶりのおかげもあり、デニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)が今季初優勝を達成。400周のうち126周目にトップに立ったベテランは終盤274周でリードラップを記録し、チームメイトであるクリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリXSE)を4.617秒差で破るとともに、今季クルーチーフを引き継いだ初ペアのクリス・ゲイルにもカップ初優勝をプレゼントしている。

 シリーズでも名物トラックとなる0.526マイル・ショートトラックでは、金曜の初走行からカムリXSEが群を抜く仕上がりを披露。そのフリープラクティス(FP)はダレル“バッバ”ウォレスJr.(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)の首位で終えると、続く予選では今季破竹の3連勝も記録したベルが、通算11回目のマーティンスヴィルで同地初、そして今季最初のポールウイナーを射止めた。

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