7周目からマティアス・エクストロームなどがピットインへ向かう。8番手に付けていたマイク・ロッケンフェラー(アウディRS 5DTM)も8周目にピットイン。3位表彰台を獲得した開幕戦と同様に早めのタイヤ交換で上位進出を狙う作戦だ。
上位陣でまず動いたのはウィケンス。16周目終わりでピットへと向かう。その翌周、2番手に付けていたマルティンもピットイン。マルティンはウィケンスの前でピットアウトするも、タイヤが温まる前に交わされてしまう。
18周目終わりでトップのアウアーがピットイン。4番手に付けていたグロックはピットアウトの際にコースアウトを喫し後退してしまう。アウアーに代わってトップを走行していたラストも24周目終わりでピットインし4番手で復帰する。
全車がピット作業を終えると、アウアーが再びトップに復帰。4番手のラストは後半から猛追をかける。

残り8分となる36周目でラストはマルティンを攻略し3番手に浮上。しかし、上位2台には届かず、アウアーがそのままレースをリードし、今季2勝目も開幕戦と同じくポール・トゥ・ウインで飾った。

2位にウィケンス。3位のラストは自身初の表彰台だ。4位にマルティン、5位にロッケンフェラーとなった。
「今日はすべてがうまくはまったね。パーフェクトレースだった」
「レース序盤はギャップを掴むためにできることをすべてやったよ。管理できていたかどうかわからなかったんだ。後半はレースをコントロールすることができたよ」とアウアーは喜びを語っている。