オーストラリアのザ・ベンドに続くアジア・フライアウェイの2戦目、10月17~19日に韓国のインジェ・スピーディアムで開催されたFIA TCRワールドツアー第6戦は、グリッドにTCRアジア・シリーズが加わるなか変則カレンダーを過ごしたTCRオーストラリアの王者ジョシュ・バカン(HMOカスタマー・レーシング/ヒョンデ・エラントラN TCR)が輝きを放つ。

 ペナルティ絡みの予選でレース1のポールポジションを得た豪州シリーズ連覇のチャンピオンは、かつてのシドニーでウィル・ブラウンがダブルウインを達成してから約2年後に、ワールドツアー初優勝を飾ったオーストラリア出身ドライバーとなった。

 またシーズン開幕の惨憺たるスタートから挽回を図りたいヒョンデ陣営は、新たなホモロゲーションモデル投入も功を奏し、レース2でミケル・アズコナ(BRCスクアドラ・コルセ/ヒョンデ・エラントラN EV TCR)が待望の今季初優勝、そして週末を通じ最速ドライバーのひとりとして君臨したリンク&コー・シアン・レーシングのテッド・ビョーク(リンク&コーTCR FL)が、最終ヒートで圧勝を飾りランキング2位に浮上している。

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