これが今回の敗因のひとつだった。15周目レッドからブラックに変え、ピットアウト後もスピード自体は悪くないのだが、残りの周回数と燃料の兼ね合いから、ピットはペースの上げ下げの判断を迷い、無線指示は二転三転した。

「ここはなかなか抜けない。前のクルマに付くと、ダウンフォースが抜けてしまう」という状況で、もっとプッシュすべきだったのか、それでもフューエルセーブするべきだったのか、イエローコーションも少なく琢磨にとっては厳しいレースとなった。

 レース終盤、目前のアレシンを捉えようとしても、なかなか抜けず、残り5周のところで燃料が足りなくなり、スプラッシュ&ゴーの最後のピットイン。順位を8位まで落とした。

速さをみせるも上位フィニッシュには至らなかった佐藤琢磨
速さをみせるも上位フィニッシュには至らなかった佐藤琢磨

「(ミカエル)アレシンにくっ付いてもなかなか抜けなかった。ピットからもプッシュとセーブの指示が交互にきて、なかなか順位を上げられなかったです。序盤は3番手を走っていたんだし、後ろのロッシとも離れたので、トップの(グラハム)レイホールの出方を見ても良かった。ちょっと焦りすぎたかもしれないですね。それにしても今日のグラハムは速かった」と言う。

 翌日曜日にはデトロイトの2戦目のレースが待っているが、明日は雨の予報も出ている。「う~ん。どうしましょうね(笑)。晴れでも雨でもいいですけど。まずは今日のチームのデータをいろいろ見たいですね。まずは予選でフロントローに付けて、そこから考えたいです」

本日のレースクイーン

織田真実那おだまみな
2025年 / スーパー耐久
2025マツキヨアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円