「私にとって光は思考を表わします。思考の速度は測定できません。第18代のBMWアート・カーは人間の心の限界となるような体験を問い直します。迎えつつある新しい時代では、無人操作や人工知能により、心が物を直接コントロールし、思考を伝達することができます。新しい時代への架け橋の鍵を握るのは、どのような態度や気質なのか、という問いがあります」と、アートワークのコンセプトを解説するフェイ。
このマシンは、2017年11月17~19日にマカオで開催されるFIA GTワールド・カップに参戦する計画となっており、そのステアリングを握る予定のファーフスも「ツァオ・フェイのBMWアート・カーで参戦できることは、私にとって大きな名誉だ」と語った。
「(デイトナでドライブしたジョン・バルデッサリのM6 GTLMに続き)今年2台目のアートカーをドライブするチャンスに恵まれ、とても誇りに思う。レーシングドライバーにとってこれはまったく類を見ないこと。このプロジェクトにもっと深くのめりこみ、携わるアーティストの考えと、その背後にある哲学をより一層学ぶことを楽しみにしている」
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