「ミシガン州ポンティアックにあるGMレーシングの施設と、ここクイーンズランドの双方で、すでに膨大な量の開発作業が行われてきた。まだまだやるべきことは山積しているが、引き続き“閉ざされたドア”の向こうで、開発に取り組むつもりだよ」と、デーン。

 現状、Gen2規定下での最高出力規制は明らかになっていないが、今回のテストでは主にドライバビリティと冷却性能に焦点が当てられ、サンドマンにはインタークーラーダクトと追加のエアインテークが取り付けられた。

キャデラックATS-V.R.GT3に搭載される3.6リッターV6直噴ターボは600馬力越えの出力を誇る
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 ターボ装着が許可されるGen2規定では、現行規定で許可されていないエアスクープの処理が重要性を増すとみられ、スーパーカー向けに大幅改良されたGT3エンジンは、インタークーラーやタービンといった補機類がパッケージングや重心改善を目的に大きく変更されている。

 ただし、今回のサンドマンでのテストは「運動性能を見るためのものではない」と、デーンは説明する。

「今回、サンドマンを使用したのはエンジンの最初の稼働を見るのが目的で、それ以外にはメリットもデメリットもない。エンジンのマイレージを稼ぎ、現時点での問題点や改善点を把握することだけが狙いだ」

 このサンドマンのシャシーは、2013年シーズン前半にジェイミー・ウィンカップが8勝を挙げた888-032シャシーが使用されており、そこにホールデン・デザインオフィスとのコラボレーションで、70年代に同社が生産して大人気を博した2ドアパネルバン“サンドマン”のボディを架装したもの。

 当初は現行エンジンである、KREがチューンした700馬力のアウトプットを誇るV8の5.5リッターが搭載されていたが、デーンによれば換装された最新のV6ターボのサウンドも「素晴らしい音だった」という。

「もちろん、スーパーカーにふさわしいサウンドを奏でているし、ファンは近々にもこのエキゾーストノートを聞くことになるだろう」

この新エンジンは2018年シーズンの"ワイルドカード"として数戦に投入される予定だ
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