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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.08.08 17:36
更新日: 2017.08.29 10:38

TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第22戦ワトキンスグレン

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第22戦ワトキンスグレン

 ステージ3は50周と、無給油では走りきれない周回数なため、トヨタ勢を含む上位は、このステージ間にはピットインせず。そのままの順位で再スタート。すぐにトゥルーエクス・Jr.がスアレツをかわして首位に立った。

 その後方では、9位での再スタートから8位を争っていたカイル・ブッシュがバスストップ・シケインでライバル車と接触。
 
 2台はスピンを喫したが、幸いにもそれ以上の接触はなく、カイル・ブッシュはピットへ。イエローコーションが出なかったため、カイル・ブッシュは周回遅れにこそならなかったものの首位から50秒以上遅れの34位へと順位を落としてしまった。
 
 カイル・ブッシュは50周目にも最後まで走り切るための燃料とタイヤのためにグリーンフラッグ下でピットイン。その翌周にタイヤバースト車両によりイエローコーションが発生し、多くの車両が一斉にピットへ向かった。

 ここでピットに入らなかった数台に続く5位で再スタートを切ったトゥルーエクス・Jr.はすぐにポジションアップし、63周目に首位を奪還。20位で再スタートを切ったカイル・ブッシュもトップ10に返り咲いた。

 先のイエローコーションのタイミングは、最後まで無給油で走り切るにはかなりぎりぎりの厳しい周回。燃料をセーブして走るか、ペースを上げて再度ピットインするかの判断を迫られることとなった。
 
 首位を快走していたトゥルーエクス・Jr.は、追い上げてきたライバルが最後まで走り切れないと判断し、自身は無給油で最後まで走り切るためにペースダウン。
 
 一方、追い上げを見せたカイル・ブッシュは4位までポジションを上げ、残り5周でピットイン。

 燃料セーブで一旦3位にポジションを落としたトゥルーエクス・Jr.だったが、残り3周で首位の車両がピットイン。代わって首位に立ったもう1台も、残り2周で燃料切れに見舞われスローダウン。これでトゥルーエクス・Jr.が首位に復帰した。

今季4勝目を挙げたマーティン・トゥルーエクス・Jr.
今季4勝目を挙げたマーティン・トゥルーエクス・Jr.

 
 トゥルーエクス・Jr.は最後まで燃料をもたせて走り切り、今季4勝目。同じく燃料セーブで最後まで走り切ったケンゼスはファイナルラップ、勝負を賭けての追い上げを見せたがコンマ4秒及ばず2位。スアレツが3位、ハムリンが4位で続き、トヨタ・カムリはトップ4を独占。
 
 スアレツは自身最高位フィニッシュで初のトップ5。4戦連続のトップ10フィニッシュとなった。カイル・ブッシュが7位、エリック・ジョーンズも10位でチェッカーを受け、トヨタ・カムリは6台がトップ10フィニッシュを果たした。

 次戦第23戦は8月13日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイで行われる。

ドライバー マーティン・トゥルーエクス・Jr.:

「ちょっと今は言葉が出ない。ずっとここでの勝利を夢見てきた。何度か近いチャンスはあったのに、届かなかった。それだけにこの勝利には感激している」

「レース終盤は多くのライバルが迫ってきて、私にできるのはクルーチーフからの指示を聞くことだけだった。幸運なことに、私には最高のチームがあり、彼らを信じたことで勝った。ここで勝てて、最高の気分だ。パワーだけでなく燃費でも素晴らしいトヨタ・カムリを作ってくれたTRD-USAとチームに感謝したい」


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