続くリバースグリッドのレース2からは、様相が一変。現ポイントリーダーのラッコが底力を見せつける展開となり、11周のレースで次々と前走者をパスする速さをみせ、王者ハーンとともにサイド・バイ・サイドでファイナルラップへ。

 そのまま1周を回りきり、最終のライトハンダーでわずかに先行したラッコのフレートライナーが、ボンネット分の長さとも言うべき0.602秒差で王者をかわし今季7勝目。

レース3のスタートでは、後方で多重クラッシュのアクシデントも発生

 これで覚醒したか、翌日の日曜日もラッコの勢いは止まらず、前日に続きポールポジションを獲得したキスのメルセデスに対し、コンマ差のリードを維持してレース3も勝利した。

王者ヨッヘン・ハーンは、フロントガラスを割りながらも日曜は5位、4位と奮闘

 続く午後の最終レース4でも、8番グリッドからのスタートをものともせず、最終的に2番手で食い下がったハルムを4秒以上も引き離す圧倒的強さで3連勝。これで選手権でのリードを58ポイントに広げ、初の王座に向け盤石の体制を築いた。

 次戦ETRCのラウンド6は今週末の連戦となる9月2〜3日となり、そのラッコの故郷でもあるチェコ、モストのトラックが舞台。フレートライナーがシリーズリーダーとして凱旋するイベントとなる。

9勝で232ポイントのラッコに対し、キスとハーンが174、ハルムが172ポイントで続く

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
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