これで楽になったダールグレンは、残り4周というわずかなディスタンスを残すのみで再開となったレースで、最終的に6位フィニッシュ。エクブロムもアンダーソンを交わしてトップチェッカーをくぐったものの、このリザルトをもって2017年ドライバーズチャンピオンはダールグレンの手に渡ることとなった。

「このタイトル獲得は、僕にとって世界を手にしたような重い意味を持つ。ここ数年、スピードはありながら何度も不運に泣かされてきた。僕はそれにふさわしいと信じてきたし、今は信じられないほど肩の荷が降りて楽になった気分だよ」と、喜びを語ったダールグレン。

 昨季はTTA規定最終年のSTCCで、ワークス・ボルボのポールスター製S60をドライブし、最終戦の最終ラップで惜しくもタイトルを逃すなど、辛酸を舐めてきた彼にとって、2010年のスカンジナビアン・ツーリングカー・カップ以来のタイトル獲得となった。

 続くレース2は、同じくポールからスタートしたエクブロムが意地の2連勝。今季最終戦となるレース3は、オープニングレースでドライビングエラーによりコースオフしていたKMSのルーキー、フレデリック・ブロムステッド(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)が勝利を挙げ、これでKMSは3連勝で有終の美。

2017年最終ラウンドは、KMSのルーキー、フレデリック・ブロムステッドが制した

 シーズン中盤の参戦イベントで連勝をマークし、父のチームを助けたWorldRX世界ラリークロス選手権の新チャンピオン、ヨハン・クリストファーソンが積み重ねたポイントも効き、KMSが2017年のチームズタイトルを獲得している。

 これで短いシーズンを終えたSTCCだが、来季もTCR規定を継続。今季第2戦をフィンランドで開催したように、スウェーデン以外での開催国拡大を視野に入れ、隣国ノルウェーでのラウンドを追加、もしくはフィンランドの代替イベントとして開催する計画のようだ。

「チャンピオンシップを心配しなくていい最後の2レースは、本当に楽しかった」と笑顔

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