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海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.09.21 08:00
更新日: 2017.09.21 07:54

ADAC F4:プレマ・セオドールレーシング 2017第6戦ザクセンリンク レースレポート

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海外レース他 | ADAC F4:プレマ・セオドールレーシング 2017第6戦ザクセンリンク レースレポート

レース2

 スタート時に後方のグリッドでやや問題があり、エクストラフォーメーションとなったレース2。
 
 マーカスは2番グリッド、ユーリは9番手からのスタートとなったが、今度はユーリが抜群のスタートを決め、ややスタートでもたついた前方のマシンをパス。さらにターン1以後、連続するコーナーで6番手を争うポシションにまで上げた瞬間、目の前でクラッシュが発生。進路を塞がれてしまったところでセーフティカーが導入された。
 
 マーカス2番手、ユーリ8番手でレース再開。マーカスを追いかけていたハンセスがコースアウト。マーカスは安全圏内に入り、ユーリも1ポジション上げた。
 
 その後、1台のマシンがT1でスピン→ストップ。再度、セーフティカーが入る。この時点でマーカス2番手、ユーリ7番手。

 レースは残り10分で再開。マーカスはタイミングを失ったか、やや離されてしまい2位をキープ。ユーリは前を行くマシンが縁石に乗り過ぎてやや速度を落としたのを見逃さず次のコーナーで縁石の外へ飛び出す位の猛アタックを見せてオーバーテイク。これで5位へと浮上した。
 
 残り2分となった時、後方のマシンがコースアウト。これでまたもやセーフティカーが出動し、結局、そのままレースはセーフティカーに先導されたままゴール。
 
 マーカスはここでも2位となりポイントを伸ばし、ユーリは5位でフィニッシュ。ここでマーカスはユーリを抜いて204ポイントでシリーズトップに立った。一方のユーリは6ポイント加算。マーカスに5.5ポイントの差を付けられてシリーズ2位へと後退した。

レース3

 レース1のリバースグリッドの為、ユーリ6番グリッド、マーカス8番グリッドからのスタート。今度こそSC無しのレースを期待したいが、そうもいかなかった。
 
 スタート早々でまたもクラッシュが発生し、セーフティカー。この時点でユーリ4番手、マーカス7番手とそれぞれポジションアップしている。

 マーカスは7周目に前を行く#27 ニコラス・ニールセン(US Racing)をパス。6位へと浮上。新興チームながらラルフ・シューマッハがディレクターを務めるこのチームのレベルは高く、ユーロF3に参加しているVARやmotoparkに並ぶ実力を見せている。

 ポジションアップを果たしたマーカスが更なる上を目指してと思ったその時、この週末5度目のセーフティカー。そしてレースは残り10分を切ったところで再開。

 この週末、まだポディウムに乗っていないユーリは前方、3番手を走る#2 フレデリック・ベスティ(VAR)を追い詰め、ベスティのギアボックスケースに自らのノーズを潜り込ませるところまで追い詰めたが抜くには至らず。結局、ユーリ4位、マーカスは6位でゴール。

ユーリ・ビップス
ユーリ・ビップス

 ユーリとマーカスはそれぞれ12ポイント(ユーリ )と8ポイント(マーカス)を加算。このザクセンリンクのラウンドを終了した時点でマーカス212ポイント、ユーリ210.5ポイントで最終ラウンドを迎えることになった。

 そしてチームポイントはシリーズランキング2位のVAR(365.5ポイント)に140ポイントという大量得点差を付け、505.5ポイントで2年連続シリーズタイトルを獲得。参加する4つのシリーズのうちの一つをまずは決着をつけることに成功した。

 次のレースは9月22~24日、ホッケンハイムでの最終戦。ここでFDAドライバーのマーカス・アームストロングがタイトルを奪取するか? 或いは昨シーズンからチームに在籍しタイトルを狙っているエストニアのドライバー、ユーリ・ビップスが念願のタイトルを奪うか?
 
 理論上は現在シリーズ4位のシュラーまでがタイトルの可能性があるが、実際には3位の#1 フィリッペ・ドラゴビッチ(VAR)までがチャンピオン候補と言うのが現実的な話となる。
 
 ADAC F4最終戦。私たちの戦いにご注目ください。そして2017年ADAC F4選手権のチームタイトルを獲得できました。たくさんのご声援、本当にありがとうございました。

レース後コメント


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