ステージ1、ステージ2ともに1回ずつしかイエローコーションの出ない展開となったこの日、ステージ3もコーションが出ないまま推移。最後まで走り切れる残り80周を切ったあたりからグリーンフラッグ下でのピット作業が始まった。
 
 全車がピットを終えた残り50周あたりで、トゥルーエクス・Jr.が首位から4.6秒差の2位、カイル・ブッシュがそこから1秒差の3位につけていたが、ピットの調整で調子を取り戻したカイル・ブッシュが猛追を開始した。

 352周目にトゥルーエクス・Jr.をかわして2位に浮上したカイル・ブッシュは、5秒近くあった首位との差をじりじりと詰めていき、残り20周でその差は1.6秒に。

 周回遅れの処理でタイムをロスした首位の車両との差をさらに詰め、残り10周でコンマ5秒まで詰めると、最後はテール・トゥ・ノーズのバトルとなった。

 前を行く若きライバルに、僅かながらタイヤの優位性を持って迫ったカイル・ブッシュは、残り2周でついに逆転。前戦に続く2連勝で今季4勝目を挙げた。
 
 この勝利で、カイル・ブッシュはさらにボーナスポイントを獲得し、次戦からのプレーオフ第2ラウンドは、レギュラーシーズンにおけるプレーオフポイント(プレーオフに持ち越せる特別ポイント)の積み重ねがあるトゥルーエクス・Jr.に次ぐ2位で臨むこととなった。また、これでトヨタは今季のプレーオフ第1ラウンドの3戦すべてを制した。
 
 そのトゥルーエクス・Jr.は4位でフィニッシュし、ランキング首位を維持。ケンゼスは11位、ハムリンはトラブルのため35位に終わったが、ともにプレーオフ第2ラウンドへの進出を決めた。

 次戦第30戦は10月8日(日)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ

「我々のトヨタ・カムリは序盤最高の調子とは言えなかったが、ピットストップのたびに調整を続け、チームの素晴らしい働きもあって最後はトップを狙えるまでになった。チームのおかげでヴィクトリーレーンに立つことができ、今日は素晴らしい一日になった」

「ここドーバーでは本当に久しぶりの勝利だ。ここはジミー(ジョンソン:シボレー。ドーバー通算11勝。今年の第13戦も勝利)が圧倒的に強く、勝つのは容易ではない。いつも彼が持って行ってしまうモンスターのトロフィーを、私自身幾つ目かはよく覚えていないが、新たにコレクションに加えられたのは嬉しい(カイル・ブッシュのドーバー勝利は2008年と2010年)」

「あとは次のシャーロットで勝つことだ。我々はまだあそこで勝っていないので、勝利リストに加えるべく、全力で次戦に挑む」

本日のレースクイーン

和泉蘭いずみらん
2026年 / オートサロン
C-WEST
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技
    【最難関は最初にやってくる】
    FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年5月号 No.1619

    [ 特集 ]
    スーパーGT非公式ガイドブック
    捕まえろ。大きく、遠い、王者の背中

  • asweb shop

    メルセデス AMG ペトロナス F1 チーム ドライバーキャップ 2026

    8,800円