好調のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)やジェームズ・ヒンチクリフ、昨年のウイナーであるファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)もアタックするもベルを追い越すどころか9番手以内にも入れない。

 26番目にアタックしたカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)は、1周目を229.329、2周目を230.949、3周目を230.323、ラストを230,096mphでまとめニューガーデンの後ろ3番手に入る。

 ピッパ・マン(デイル・コイン)はアタック中にスピンし記録を残せず、事前のプラクティスでクラッシュを喫し負傷していたマックス・チルトンも予選には間に合わなかった。全員が一度アタックを行いトップはベル。ここからトップ9を目指し、各車が再度アタックを開始する。

 まずは10番手のミカエル・アレシン(デイル・コイン)がアタック。平均230.209mphを記録し暫定8番手に。続いてハンター-レイが再アタックに入り230.017mphで暫定6番手に。

第100回インディ500予選1日目/エリオ・カストロネベス
第100回インディ500予選1日目/エリオ・カストロネベス

 マルコ・アンドレッティやエド・カーペンターが再アタックに挑むもトップ9には入れず、暫定8番手にいるエリオ・カストロネベスがポジションアップを目指し再アタック。ここで230.500mphと暫定ポールを奪う。

 日が沈みスピードが伸びており、残り時間も少なくなったことから、順位をキープしてアタックするレーン2ではなく、現在の暫定順位を捨ててアタックするレーン1にドライバーたちは並び始める。

 最初にレーン1からアタックに臨んだグラハム・レイホールは、自身のスピードを伸ばすもトップ9には入れず。続いて登場したヒンチクリフがスーパーアタックを見せ、カストロネベスを超える230.946mphを叩きだし、暫定トップを掴む。

 さらにこのスピードにウィル・パワーが迫るも、ヒンチクリフのスピードには及ばず。暫定2番手に。

第100回インディ500予選1日目/ライアン・ハンター-レイ
第100回インディ500予選1日目/ライアン・ハンター-レイ

 残り3分を切って再びハンター-レイがアタックへ。ヒンチクリフ、パワーに迫るスピードで走行を重ねる。観客が見守るなか、4周目を終えたハンター-レイの平均スピードは、230.805mphとヒンチクリフに届かず。

 ラストアタックとなったのはアレシンは7番手に入り、暫定9番手にいたアレクサンダー・ロッシがトップ9から外れる結果となった。

 初日トップは、ヒンチクリフ。昨年インディ500のプラクティス走行中のクラッシュで大怪我を負いシーズンを欠場することになったが、その雪辱を果たす快進の予選アタックを見せつけた。記念すべき第100回インディ500のスターディンググリッドは、22日ポールデーで決定する。

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