「ターボエンジンの中間トルクもあるので、コーナーの脱出もパワー感があるし、BMWの持ち味であるバランスもある。市販のM4と違うのは、グリップが高いのと、レース用のブレーキがついているので、強く踏まなければならないところですね」

「性能調整等、いろんなテーマはあると思いますが、扱いやすいですし、トラクションコントロールやABSもついている。幅広い人が乗れるカテゴリーだと思います」

 この日、2台のM4 GT4は順調に走行を重ね、荒のドライブで昨年富士で開催されたブランパンGTアジアのGT4ポールタイムを大きく上回るタイムもマークされたが、ブランパンGTシリーズ・アジアのGT4クラスはFIAドライバーカテゴライズのうち、ブロンズのドライバーしかレースに参戦することができない。そのため、ゴールドである荒は参戦することができないのだ。

 そのためBMW Team Studieの2台のM4 GT4をドライブするのが誰なのか注目されるところだが、この日は荒とともに、アジアのジェントルマンドライバーが複数人、そしてなんと、木下隆之と砂子塾長という大ベテランが乗り込んだ。

 鈴木代表によれば、正式なドライバー発表は近日中に行われるとのことだが、トップドライバーとして活躍してきた木下と砂子が乗り込むとなれば、ある意味GT4では“反則級”といえるかもしれない。ドライバーの顔ぶれとともに、ブランパンGTアジアという新たな舞台で、チームがどんな活躍をするのか、大いに楽しみなところだ。

富士スピードウェイでシェイクダウンされたBMW M4 GT4
富士スピードウェイでシェイクダウンされたBMW M4 GT4
富士スピードウェイでシェイクダウンされたBMW M4 GT4
富士スピードウェイでシェイクダウンされたBMW M4 GT4
BMW M4 GT4をドライブした木下隆之と砂子塾長

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