その2位レイノルズに続き、最後の表彰台となる3位にはギャリー・ロジャース・モータースポーツの大ベテラン、ガース・タンダーが入り、レース2は新型ホールデン・コモドアZBが表彰台を独占する結果となった。

 しかしこのレース終了後、リザルトに対してフォード陣営を中心に異論の声が噴出。このGen2規定コモドアZBはVASCシリーズの承認を得てルーフをカーボンファイバー製の軽量素材に置き換えるなど、その他にも数多くの軽量パーツが採用されていることに不満の声が相次ぎ、その結果により「低重心化と重量配分の点で、共通シャシーの理念から外れた不当なアドバンテージを得た」とする抗議の声が挙がった。

「もちろん、ドライバーを含めた最低重量の1410kgが守られているのは車検の結果からも理解しているが、トラックで彼らの新型モデルの走りを観察したこの1週間の結果を踏まえれば、あのマシンがアンフェアな低重心化を成し遂げていると考えるのが妥当だろう」と語るのは、DJRチーム・ペンスキーのマネジングディレクターを務めるライアン・ストーリー。

「我々はホモローゲーション取得の作業を直接的に担当してはいないが、ファルコンを開発したティックフォードとは緊密に情報交換を行っている。マシンの“センター・オブ・グラビティ”はどんなレースカーにとっても生命線だ」

「彼らにとって効果的なものは、我々に取っても効果的であるのは自明の理だ。VASCシリーズの判断次第だが、彼らの決断のもとで我々のマシンにもそうした追加承認が行えるよう、議論を進める必要がある」

 一方、2018年シーズンからVASCのサポートカテゴリーとして初開催されたECBスーパー・ユートは、予選でポールポジションを獲得した『マツダBT-50』のライアル・ハリスが、記念すべき初勝利を含む2勝をマーク。土曜のレース2では『ホールデン・コロラド』のトム・アレクサンダーが勝利を挙げている。

レース1で5位の2015年王者マーク・ウインターボトムは、日曜のターン2で縁石をカットしたとセンサーに判断され4位がフイに
開幕2連勝を決め、幸先の良いシーズンスタートを切った2016年王者シェーン-ヴァン・ギズバーゲン
初開催のサポートカテゴリー、ECBスーパー・ユートは『マツダBT-50』が2勝をマーク

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