ステージ2もイエローコーションが出ない展開。トップ10前後での走行を続けていたデニー・ハムリンは、ステージ中盤、グリーンフラッグ下でのピットイン時に痛恨のスピード違反を取られ、周回遅れに。速さを見せていたダニエル・スアレツも、ピット作業時のトラブルで大きく順位を落としてしまいました。
ステージ2はカイル・ブッシュが5位、トゥルーエクス・Jr.が7位。首位と同一周回が13台という厳しい展開の中、エリック・ジョーンズも11位と健闘を見せました。
ステージ3は、始まって間もなく2度のイエローコーションが出されましたが、終盤は73周にわたってグリーンフラッグランが続きました。
カイル・ブッシュはピットインのタイミングを遅らせ、一旦はトップに立った後、残り30周でピットインし、5位でコースに復帰。その後、猛烈な追い上げを開始すると、残り20周ほどで2位に浮上。首位を行くハーヴィックを追いました。
じりじりとハーヴィックとの差を詰めたカイル・ブッシュでしたが、この日レースの大半を支配する速さを見せたハーヴィックを捕らえるまでには至らず。地元ラスベガスで2位フィニッシュ。
トゥルーエクス・Jr.もピットイン後は9位まで落ちたものの後半追い上げ、残り10周を切ってトップ5入りを果たし、4位でチェッカーを受けました。エリック・ジョーンズも8位に入り、トヨタ・カムリは3台がトップ10フィニッシュを果たしました。
次戦第4戦は3月11日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで行われます。
ドライバー カイル・ブッシュ
「レース後半の100周、我々のトヨタ・カムリは本当に速かったです。序盤は苦戦しましたが、徐々に調子を改善させていきました。チームも素早いピット作業で助けてくれるなど、週末を通して素晴らしい仕事をしてくれました」
「ただ、4号車(ケヴィン・ハーヴィック:フォード)を捕らえるまでには至りませんでした。彼らと戦うために何が必要なのかはわかりませんが、何かしなくてはならないことは確かです。とはいえ必ず捕らえてみせます。今日は我々にとって良い一日でした。次戦フェニックスが楽しみです」