更新日: 2016.08.01 18:53
チップ・ガナッシ・レーシングと赤白ロゴのTARGET、27年間の歴史に幕
長年に渡りインディカー・シリーズのトップチームである、チップ・ガナッシ・レーシングのメインスポンサーを務めてきたターゲットが、今シーズン限りで同チームとのスポンサーシップ契約を終了すると発表した。
アメリカの小売大手ターゲットは、1990年にチップ・ガナッシ・レーシングのスポンサードを開始し、11回のシリーズチャンピオン獲得、4度のインディ500勝利という実績を残してきた。
「とても困難な決断だったが、我々は27年間に渡り、チップ・ガナッシ・レーシングとともに途方もない成功を収めてきた事を誇りに思うよ」とターゲットの上級副社長はAP通信に語った。
ガナッシはターゲットに感謝し、長年のスポンサーである彼らの決定を支持すると述べた。
「ターゲットは最も大きなスポンサーであり、彼らは私自身の成長と、プロ意識を芽生えさせてくれた存在だ。物事は変わっていくものだし、彼らは異なるマーケティング活動を行い、また名を刻もうと尽力している。彼らはレースの歴史上、最も長く同じチームにスポンサードを続けた企業で、私とチームに多くのものをもたらしてくれた。また、我々も彼らに多くのものをもたらす事ができた」
インディカー・シリーズのCEOを務めるマーク・ミルズは「我々は、インディカー・シリーズとチップ・ガナッシへの27年間に及ぶ、ターゲットの強力なコミットメントに感謝している。幾度にも渡るシリーズ制覇や、インディ500での勝利により、ターゲットのブランドとその象徴的な赤いカラーリングは、我々のスポーツの歴史に不可欠なものとなった」と述べた。
ターゲットは、チップ・ガナッシのNASCARでの活動に関しては引き続き、来シーズン以降もスポンサードを継続する予定だ。
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