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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.08.03 13:24

TOYOTA GAZOO Racing NASCAR ポコノ レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing NASCAR ポコノ レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第19戦 US Cellular 250
開催日:7月30日

ルーキーのエリック・ジョーンズが今季3勝目

 7月30日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第19戦『US Cellular 250』が米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで開催された。
 アイオワは2006年にオープンしたばかりの新しいサーキット。カップ・シリーズ戦は行われておらず、エクスフィニティ・シリーズが年2戦、トラック・シリーズが年1戦行われている。

 30日(土)の決勝前、午後3時15分から行われた予選では、シリーズフル参戦2年目、ランキング首位につける24歳のメキシコ人、ダニエル・サレスが今季2度目、通算5度目のポールポジションを獲得。昨年ルーキーながらキャンピング・ワールド・トラック・シリーズチャンピオンに輝き、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦している20歳のエリック・ジョーンズが2番手。ダコダ・アームストロングが自己最高位となる3番手グリッドにつけ、“トヨタ カムリ”がトップ3グリッドを占めて決勝のスタートを切ることとなった。

 午後7時14分に0.875マイルオーバルを250周(218.75マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。2番手スタートのエリック・ジョーンズが、2周目にポールポジションスタートのチームメイト、ダニエル・サレスをかわして首位に立つと独走態勢に。

 中盤まではエリック・ジョーンズとサレスが1-2体制で推移。後半戦に入ると、ピット戦略の違いで順位が入れ替わり、サレスは7番手から再スタートを切ったが、前車が加速せず追突。冷却系にダメージを負い、無念のリタイアとなってしまった。
 残り93周での再スタートを2位で切ったエリック・ジョーンズは、首位を追い続け、残り16周で逆転。燃費的に厳しい残り周回ながら後続を引き離し、3秒以上の大差をつけてトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。トヨタは前戦までのカイル・ブッシュの3連勝に続く4連勝で、今季シリーズ11勝目となった。

 サレスは30位という結果に終わり、ランキングでは2位に後退。しかし、既に1勝を挙げ、“チェイス”入りは確定している。
 3番手からスタートを切ったアームストロングは、一時トップ10圏外まで順位を落としたものの、終盤のグリーンフラッグランでじりじりと順位を上げ、キャリア初のトップ5フィニッシュを果たした。

 次戦第20戦は8月6日(土)、ワトキンス・グレン・インターナショナルでロードコース戦が行われる。

ドライバー エリック・ジョーンズ:

「チームが最高の“トヨタ カムリ”を仕上げてくれて、素晴らしい一日になった。今夜の我々は誰にも負ける気がしなかった。そう思える車両でレースが出来るのは最高だ。6月のレースでここに来た時から勝てると感じていた。あの時は速さを見せられながらもトラブルに泣いたが、今回雪辱が果たせて嬉しい」

<エクスフイニティ・シリーズの“チェイス”>
 今季よりエクスフィニティ・シリーズと、キャンピングワールド・トラック・シリーズでもプレーオフ“チェイス”システムが採用されることとなった。エクスフィニティ・シリーズでは、全33戦のシーズンのうち、終盤の7戦でタイトルを争う。 26戦が終わった時点で全レースに出場(負傷欠場などを除く)し、ランキング30位以内に入った上で、シリーズ戦に勝利したドライバーとダッシュ4キャッシュ獲得ドライバー、そして未勝利でランキング上位の12名が“チェイス”に進出。

 “チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの2ラウンドを戦い、各ラウンドごとにランキング下位4名が脱落。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。

■NASCAR XFINITY 第19戦 US Cellular 250 レースハイライト


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