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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.04.19 11:38

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第8戦ブリストル レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第8戦ブリストル レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第7戦 Fitzgerald Glider Kits 300

開催日:4月14日

ライアン・プリースが今季初勝利!

 4月14日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第7戦『Fitzgerald Glider Kits 300』がブリストル・モーター・スピードウェイで開催されました。

 14日(土)午後1時16分、0.533マイルショートオーバルを85周、85周、130周の3ステージ合計300周(159.9マイル:約260km)して競われる決勝レースがスタート。

 4周目に多重クラッシュが発生し、3番手スタートのクリストファー・ベルが巻き込まれてしまいました。ベルはこのアクシデントで30位前後まで大きくポジションダウン。しかし、再スタート後猛烈な追い上げを見せ、多発したイエローコーションと好ピット作業、ピット戦略にも助けられて、ステージ1をトップでフィニッシュ。貴重なプレーオフポイントを獲得しました。

 ライアン・プリースが4位。6番手スタートから一時は3位を走行していたブランドン・ジョーンズはピットロードで他車に阻まれる形となり、19位でステージ1を終えました。

 ステージ2は序盤連発したクラッシュを避けたトヨタ・カムリ勢が一時2-3-4位を走行していましたが、141周目に3位走行中のベルが、他車がクラッシュしたところを避けられずに突っ込み、激しくクラッシュ。ベル自身は無事だったものの車両のダメージが大きく、惜しくもレースを終えることとなってしまいました。

 このアクシデントによりレースは赤旗中断。再開後はロングランで速さを見せたプリースがステージ2を制覇。ステージ終盤のコーションでピットインする作戦を採ったブランドン・ジョーンズはステージ3のスタート前にピットに入らず、ステージ3再スタート後の185周目に首位に浮上しました。

 チームメイトのプリースもこれに追いつき、最後の100周はイエローコーションがなかなか出ない中、首位を逃げるブランドン・ジョーンズを、チームメイトのプリースが追う展開に。2台は1秒以内の差のまま、ほかの車両を次々に周回遅れにしていき、終盤には首位と同一周回はわずか7台に。

 そのままブランドン・ジョーンズが逃げ切って自身初勝利となるかと思われた282周目、残り18周にしてクラッシュ車両によりイエローコーション。

 首位を行くブランドン・ジョーンズはタイヤを2本のみ交換する作戦に出て首位のポジションをキープしたのに対し、プリースを含む後続勢は4本交換。タイヤで優位な状態で残り10周での再スタートを切ったプリースは、好ダッシュでブランドン・ジョーンズをかわすと、トップでチェッカー。今季エクスフィニティ・シリーズ参戦3戦目にして初勝利、自身キャリア2勝目を挙げました。

 ブランドン・ジョーンズはタイヤの不利に苦しみながらも6位でフィニッシュしました。

 次戦第8戦は4月20日(金)、リッチモンド・レースウェイで行われます。

ドライバー ライアン・プリース

「最後のコーションが出なかったら、(ブランドン・)ジョーンズが勝っていたでしょう。このチームで戦うことが出来、再びビクトリーレーンに上がれて、言葉がありません。既に気持ちは次にレースを戦う2か月後のデイトナへ向かっています」

「私は昨年のアイオワで勝ち、そして今日ブリストルで勝てましたが、ショートオーバルだけが得意だと思われたくないので、一刻も早く1.5マイルオーバルで勝ちたいです。勝利に勝るものはありません」


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