「開幕前は公式テスト(メディアデイ)を含めて主にドニントンパークでテストを重ね、開幕はブランズハッチが舞台だったけど、そのどちらも雨がらみだった。ここへ来てようやくその他の領域で確認すべき項目をテストし、重要な発見を得られた。そのうちのいくつかが(第2戦の)ドニントンへ引き継がれることを願っている」

 開幕戦オープニングラウンドの勝者で、ユーロテック・レーシングのFK2型ホンダ・シビック・タイプRに乗るジャック・ゴフが、モーターベース・パフォーマンスのフォード・フォーカスRSの2台、サム・トルドフとトム・チルトンを抑えて4番手。

 そのチルトンは、午前のセッションで1分15秒979を記録してトップタイムをマークしており、午後になってタイム更新のなかったドライバー2名のうちのひとり。そのもうひとりは、こちらも開幕戦ラウンド2でBTCC初勝利を挙げたセナ・プロクター(パワー・マックス・レーシング/ボクスホール・アストラBTCC)で、最終的に10番手でテストを終えている。

 その間を埋める7、8、9番手には、同じくボクスホール・アストラBTCCのジョシュ・クック、チーム・ダイナミクスのルーキー、ダン・カミッシュ(FK8ホンダ・シビック・タイプR)、そしてメルセデス・ベンツAクラスのエイデン・モファット(レーザー・ツールズ・レーシング)が入った。

 この日のテストには総勢25名のドライバーが参加し、チームHARDのフォルクスワーゲンCCをシェアしたボビー・トンプソンとマイケル・ケインが午後のみの走行。

 今季からFK2型ホンダ・シビック・タイプRにスイッチしたBTCノーリン、トヨタ・アベンシスのポイントリーダー、トム・イングラム擁するスピードワークス・モータースポーツ、MG6 GTを加えた4台体制となったAmDチューニング.comチームがテストをスキップしている。

 続くBTCC第2戦のドニントンパークは4月27~29日に。第3戦でテストの舞台でもあったスラクストン戦は5月18〜20日に開催される。

こちらも移籍組のジョシュ・クック。開幕戦で勝利を挙げたセナ・プロクターと同様、ボクスホール・アストラBTCCの仕上がりの良さをうかがわせる
新型モデルながら、ルーキーのダン・カミッシュを含め常に2台がトップ10に絡むチーム・ダイナミクス
もはやドライバーとしての速さに疑いようのないジャック・ゴフは、テストでも4番手をマークした
メルセデス・ベンツAクラス勢の若手有望株であるエイデン・モファットもトップ10を堅守

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