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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.03.14 10:09
更新日: 2016.03.17 17:10

モントーヤがインディ開幕戦連勝、琢磨も上位に

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海外レース他 | モントーヤがインディ開幕戦連勝、琢磨も上位に

ルーキーのコナー・デイリー(デイル・コイン)がトップに立つシーンもあったが、モントーヤは難なく彼をパスしてみせた。去年と同様、レースが後半戦に入ってからトップに立ったモントーヤは、堂々たるレース運びで逃げ切り。セント・ピータースバーグでの開幕戦2連勝を飾った。この勝利はモントーヤにとって通算15勝目だ。

「素晴らしいマシンを用意してくれたチームに感謝する。チームメイトとのバトルは楽しいものだ。フェアーに、お互いにスペースを与えて戦ってくれるという確信ができるからだ。去年はチャンピオンになり損ね、おおいに失望した。しかし、今日またこうして開幕戦で勝つことができた。新しいシーズンで今年も素晴らしいスタートが切れた」とモントーヤは喜んでいた。

2位はペジナウで、3位はホンダ勢のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)となった。新しいレッドタイヤを最後のスティントに投入する王道の作戦が功を奏した。終盤戦でカストロネベスをパスした彼は、チーム・ペンスキー、そしてシボレー勢の表彰台独占を阻んだ。

カストロネベスは4位。2番手スタートだった彼にとっては悔しい結果だろう。17番スタートだったミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)は、5位フィニッシュという大健闘を見せた。

そして、10番手からスタートした直後、ライバル車との接触からかタイヤを傷めた佐藤琢磨(AJフォイト)は、6位でゴールした。1ラップ終了時点には22台出場中の21番手まで大きく後退していた琢磨だったが、ハイペースを保って走り続けたことと、終盤に起こった多重アクシデントを何とか切り抜けたことにより、序盤に負ったハンディキャップを跳ね返し、6位フィニッシュを果たした。

「スタート直後のパンクは、誰かにぶつかられたからなのか、飛び散った誰かのマシンの破片を踏んだからだったのかわからない。最後尾まで落ちたが、幸いにも周回遅れにはならずに済んだ。今日の自分たちのマシンはとても良い仕上がりで、トップ3に数えられるパフォーマンスを見せることができていました。もっと上位にいけるマシンだったともいえるけれど、ポイントも獲得できたし、まずまず良いシーズンのスタートになったと思います」と琢磨は話した。

レース前半の49周目から18周に渡ってトップを走ったルーキーのコナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)だったが、80周目に2番手からピットした後、フロントウィングにダメージを与えてしまったことと、エンジンがオーバーヒートの症状を見せたことで84周目にもう一度ピットストップ。上位フィニッシュは叶わなかった。彼はルーキー最上位フィニッシュも惜しくも逃す13位となった。ルーキー最上位はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)の12位だった。


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