ニック・デ・フリース、シーズン初の表彰台を2位で獲得
2018年4月30日
アゼルバイジャン/バクー・シティ・サーキット
予選
非常にタフな1日となった金曜日の予選。アタック中にイエローが続出し、最後は赤旗で予定より早く予選自体が終了。#4 ニック・デ・フリースはあと少しでトップ5に入ろうかというタイミングでダイレクトに影響。また#3 ショーン・ゲラエルもセクター2のトラフィックに捕まってしまい、まともなラップを取れないまま終了。
結局、ニック9番手、ショーンは17番手に留まったものの、他車にさまざまなペナルティが出て、スターティンググリッドはニックが8番グリッド、ショーンが14番手となった。
フィーチャーレース
チームのクルマはコンティティブな状態に仕上がっており、あとはレースの流れをどう摑み取るか、という状態でスタート。しかしそのスタートも大混乱。ショーンはスタート直後の1コーナーでクルマにダメージを負い、その後なんとか走り切り最後は10位まであがりポイントを捥ぎ取った。
一方のニックは良いスタート切り、何度かのオーバーテイクとセーフティカー(SC)を巧みに利用し、2番手まで上り詰めた。しかし最後のSCラン解除後の1コーナーで思ったようなラインを取れずに自滅。残念な結果となった。
結果、日曜日のレースでショーンは10番グリッド。ニックはさらに後方の14番グリッドとなり、チームに大きな暗雲が垂れ込めた。
スプリントレース
前日のレースで大きな星を落としたニックは絶望的とも言える14番グリッドから素晴らしいリカバリーを見せてくれた。スタートでまたもや数台がストール。グリッド上は大混乱。その中を冷静にかい潜り4番手へと進出。その後、バトルを制し3番手へと上がりフィニッシュ。
一方のフィーチャーレースでポイントフィニッシュとなったショーンは残念なことに1コーナーでスロットルコントロールを乱してスピン。ウォールにヒットしてレースを終えてしまった。
昨年の最終戦以来、遠ざかっていた表彰台だったが、ようやくここで返り咲くことができ、卒業生のシャルル・ルクレールのF1初ポイント獲得に湧いていた時、もう一つのビッグニュースが飛び込んで来た。
2位でフィニッシュした選手が規定違反で順位が取り消しとなり、ニックがひとつ昇格。2位として記録され、喜びにさらに華を添える結果となった。
