そんな状況でスタートが切られたフューチャーレースは、ポールシッターのアルドゥソが盤石のホールショットを決めレースをリード。2番手トヨタのロッシは、王者のルノーを追いかけようとプッシュを見せるも、後方からルノースポールの第2戦勝者リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)がジロラミをオーバーテイクして3番手に浮上し、チャンピオンの援護をするべくトヨタ・カローラにプレッシャーを掛けていく。

 これに反応して、早々の6周目にジョーカーに飛び込んだジロラミはリードラップを奪うことに成功。続けて12周目にショートカットへと飛び込んだロッシが、ジョーカーラップ出口でルノー・フルーエンスGTに先行するも、ストレートスピードで勝った王者アルドゥソが1コーナーまでにロッシを捉えて、首位キープで15周目をクリアしていく。

 その後、4番手を走行中だったジロラミにマシントラブルが襲い、この車両回収でセーフティカー(SC)が導入されると、そのSC解除のリスタートで4番手カナピノが2度目のジョーカーへ。最後尾から怒涛の追い上げを見せる16年王者が優勝候補の一角として先頭集団に戻ってくることとなった。

 しかし、冷静にシボレーYPFクルーズのラップタイムペースと自車とのギャップを測っていたアルドゥソは、21周目に満を持してジョーカーを消化すると、余裕を持ってカナピノからリードを奪い返すことに成功。そのまま27周を走りきって週末2連勝。カナピノとロッシも前日に続く連続表彰台を獲得した。

 4番手には王者アルドゥソをアシストしたルノーのペーニャが入り、5位以降、マニュエル・マロ、ベルナルド・レイバー、ファクンド・コンタのシボレーYPFクルーズ艦隊が続いている。

 続くSTC2000の第4戦サンルイスは、5月19~20日の週末に市街地北東部に位置する風光明媚な湖と温泉地で有名なポトレロ・デ・ロス・フネスを舞台に開催される。

3番グリッドのジロラミを仕留めて、ルノーのリオネル・ペーニャが3番手に浮上し、王者をアシスト

序盤、首位浮上に成功したトヨタのマティアス・ロッシ(右)だが、ジョーカー出口の攻防で陥落

最後尾から怒涛の追い上げを見せ、最後のジョーカーに望みを託したアグスティン・カナピノ(左)も一歩及ばず

これで王者アルドゥソはランキングでも2位に37ポイント差の大量リードを手にした

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円