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2018.07.10

光明が見えた牧野と未だ戦えぬ福住。一方でマシンの信頼性に不満噴出/FIA F2イギリス


 クラッチの不安定な動作のためスタートでストールするクルマが続出し、チーム側からのクレームを受けるかたちでFIA F2オーガナイザーはクラッチ改良に向けて技術調査を開始。ひとまずレッドブルリンクとシルバーストンではセーフティカー先導からのローリングスタートとすることでストール対策とした。

 エンジンに関しても明らかにパワーの差があると不満が出ている。GP2開始当初もそうだったが、新仕様のエンジンで多少のバラツキがあるにしても、その差が大きすぎるというものだ。

 もちろんメカクロームはベンチテストでその性能差を把握しているはずで、建前上はリビルドされたエンジンがプールされそこからランダムに各マシンに割り振られることになっているが、何度交換してもFIA F2オーガナイザーの一押しであったジョージ・ラッセルやランド・ノリスのエンジンが明らかに速いとなると疑惑の声も強まってくる。

「とにかく抜けないです。コースレイアウト的に基本的に抜きにくいコースだというのもありますけど、何回かチャンスはあってDRSを使って横に並ぶんですけど、ならんでもそこからもうひと伸びがないんで、そこから先がないんです」

「レース後の映像を見ると、ジョージ(・ラッセル)とか(ランド・)ノリスみたいにバンバン抜いて行っている一部の人たちのエンジンは明らかに速いですね。なんであんな抜き方ができるのか、僕らのエンジンでは理解できませんから」(牧野)

「予選では(マキシミリアン・)ギュンターと全く同じ空力セットアップにしても彼に比べてエンジンだけで0.7~0.8秒くらい失っているんです。同じカテゴリーで戦っているという感じがしません」(福住)

「同じカテゴリーで戦っているという感じがしない」と語る福住

 F2オーガナイザーは次のハンガロリンクまでの2週間で各マシンのエンジンをベンチにかけて性能測定を行ない公平化を図るというが、すでにシーズンは半分が終わってしまっている。

 果たして次のハンガロリンクでエンジンパワーが公平になるのか? それによって勢力図が変わるのか? ある意味ではFIA F2自体の存在意義とそこに関わる人々のモラルと能力が問われるターニングポイントになりそうだ。


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