「(DTMプロモーターであるITR e.V代表の)ゲルハルト(ベルガー)が望んでいるように、我々はカスタマーチームの参戦を実現させる必要がある。より多くのインディペンデントチームが参戦することがシリーズ存続の鍵を握っているのだ」
「もし我々がそれを達成できたとすれば、より多くのドライバーに選択肢を提供することが可能となり、(メルセデス撤退の)影響を最小限に抑えることができる」
「過去、DTMにカスタマーカーが共存していた時代と大きく異なるのは、今回の規定変更が実現すれば“型落ちスペック”のマシンは事実上存在しなくなる、という点だ。すべてのマシンはワークスチームが使用している機材とまったく同一の、最新仕様のものになるだろう」
さらにガス自身は、インゴルシュタットに本部を置くアウディの上級マネジメント職たちは、もう間もなく来季のDTM活動を正式承認するとみており、アウディのDTM活動継続がオフィシャルなものとして進められると期待している、と付け加えた。
「正式に確認できているものは何もないし、何も伝えられていないので、不確実要素は存在するが、我々は活動継続を前提にしているので、私自身はとてもポジティブな気持ちでいるよ」
また、メルセデスAMGのゲイリー・パフェットやポール・ディ・レスタら、シリーズを戦う現役のファクトリードライバーたちからは、アストンマーティンの新規参戦プログラムの存在に歓迎の声が挙がっており、アストンマーティンと関係の深いR-モータースポートを運営するAFレーシングが7月末にHWA AGとジョイントベンチャーを立ち上げると発表したことを受け、「HWAの資産を活用すれば、それは素晴らしい基盤になるだろう」と期待を語っている。


