チームはフリー走行1回目のセッション途中で新品タイヤ4本を投入。しかし、タイヤのウォームアップ中に赤旗となり、ユーズドタイヤへ戻してセッション終盤を戦った。16周を消化して自己ベストタイムは、トップと5.567秒差の2分16秒571で26番手だった。
 
 16日のフリー走行2回目に向けてチームは、イニシャル・セットアップを捨てて、T-Sportと共に戦った2年前のセットアップを基本に調整を加えた。セッション開始5分過ぎ、マタニティ・ベンドで単独事故、赤旗掲示となったもののセッション終了直前だったため大きな影響はなかった。
 
 その後は前日よりも改善されたクルマで周回を重ね、15周を消化して自己ベスト・タイムは、トップと2.885秒差の2分13秒559で23番手だった。
 
 同日の予選2回目、開始10分過ぎにリスボア・ベントで2台が絡む他車の事故が発生、直後に山側のパイオールで単独事故、これにより赤旗掲示となった。セッション再開後も単独事故やスピンを喫するドライバーが目立ったものの、赤旗掲示には至らなかった。
 
 セッション残り10分でフル・コース・イエロー・フラッグとなるも残り6分で解除。しかし、山側区間のポリス・ベンドで単独事故が発生、Rベンドでは笹原はコーナーを曲がり切れず左サイドからガードレールに激しくクラッシュ。しかも、コース上に停止したマシンに、これを避けきれなかった後続のドライバーが激突。
 
 幸い、いずれのドライバーにも怪我はなかったが、マシンは大きなダメージを受け、翌日の予選レースのためメカニックたちはほぼ徹夜で修復作業にあたった。
 
 結局、笹原は14周を消化して自己ベスト・タイムは、トップと3.604秒差の2分13秒514で23番手、予選総合24番手で翌日の予選レースを24番グリッドから戦うこととなった。

■予選レース

 11月17日(土)午前に実施された予選レース(10周)、前夜に降った雨の影響で濡れた路面も残っていたが、全28台がスリックタイヤでスタート。1周目のマタニティ・ベンドで追突事故があったものの、赤旗掲示とはならずレースはそのまま進行した。
 
 3周目には山側区間のモーリッシュ・ヒルでコースに犬が進入、フル・コース・イエロー・フラッグからセーフティカー導入となる珍事があった。4周終了時点でレース再開となり、終盤にはリスボア・ベンドで単独事故が発生するも赤旗掲示には至らず、昨年のマカオGPウイナーであるダニエル・ティクトゥム(モトパーク)が予選レースを制した。
 
 前日のアクシデントの影響でマシンが決まっていなかったチームは、決勝レースへ向けたデータ収集に専念して走った結果22位でチェッカード・フラッグを受けた。

笹原右京(ThreeBond Racing)
笹原右京(ThreeBond Racing)

本日のレースクイーン

優羽ゆうは
2025年 / スーパー耐久
LOVEDRIVE RACING
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円