「ここ上海は僕にとって相性が良いみたいだ。キア勢に対してVWはBoPが厳しく、あのままレースしていたらオーバーテイクされた可能性もあった。ラッキーだったね」とハフが振り返れば、2位のモーガンも「マシンは非常に力強く、SC導入は本当に残念だった。それでもロブ(ハフ)が僕を前に行かせてくれたかどうかは分からないけどね」と、同郷のスターを立てるコメントを残した。

 しかしその直後、レーススチュワードはビデオ検証を行いハフにジャンプスタートでのペナルティ裁定を下すと発表。これによりレース1勝者はモーガンとなり、ハフは明日午後のレース2を15番グリッドからスタートすることになり、ポイント上でも再びキアが先行する苦しい展開となった。

 そのトップ12のリバースグリッドでスタートした12ラップの今季最終レースは、ハフのチームメイトであるレギュラー勢の一角、ロドルフォ・アヴィラ(フォルクスワーゲン・ラマンドGTS)がポール、ドライバーズタイトルを決めたレオ・リーが2番グリッド、その僚友フォンタナが3番グリッドからのレースとなったが、スタート早々にフォンタナが前方2台を仕留め首位に浮上。

 その背後には、今回の上海ラウンドに長安フォードFRDの助っ人として起用されたぺぺ・オリオラ(フォード・フォーカスCTCC)が上がり、フォンタナを追う展開に。

 一方、フォルクスワーゲン勢はレースペースこそ悪くなかったものの、4台目のラマンドGTSのステアリングを握るチェン・チャン・ダン(フォルクスワーゲン・ラマンドGTS)が8周目にオリオラを仕留めて2位、マもそれに続き3位を獲得するも、勢いはここまで。

 ハフも最後尾から6番手にまで這い上がる力走を見せたが、5位のアヴィラとともにキアを逆転することは叶わず。フォンタナが勝利を飾り、東風起亜がCTCC最上位クラスで初となるマニュファクチャラーズタイトルを手にしている。

上海VW333レーシング・チームは、マニュファクチャラーランキング2位で終えた
スイス人ドライバーのアレックス・フォンタナは、シーズン後半4戦で2勝を挙げる活躍を演じた
東風起亜レーシングは、CTCCのスーパーカップ以来、トップカテゴリーでは初のタイトル獲得となった

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