アウディe-トロンFE05、フォーミュラE第2戦でダブル表彰台を獲得
◆参戦した4台すべてのアウディe-トロンFE05がポイントを獲得
◆アウディカスタマーチームのEnvision Virgin Racingが2位と3位でフィニッシュ
◆ルーカス・ディ・グラッシがファステストラップを記録
2019年1月12日、マラケシュ(モロッコ):電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第2戦がモロッコのマラケシュで開催されました。このレースでは、アウディカスタマーチームのエンヴィジョン・ヴァージン・レーシングが2位と3位でチェッカーを受け、アウディは新世代のフォーミュラEレースカーで初めてダブル表彰台を獲得したメーカーとなりました。
さらに、アウディスポーツ・アプト・シェフラーの2台もポイント圏内でフィニッシュし、参戦した4台すべてのアウディe-トロンFE05がポイントを獲得しました。2位、3位、7位、10位という結果に加えて、アウディe-トロンFE05はファステストラップも記録しました。
昨年12月にサウジアラビアで開催された開幕戦では厳しい戦いを強いられたものの、アウディと技術パートナーであるシェフラーによって共同開発されたモータージェネレーターユニット(MGU)を搭載したニューマシン、アウディe-トロンFE05は、北アフリカのモロッコで力強い走りを見せました。
決勝レースは、最後の瞬間まで接近戦となりました。レース後半でセーフティカーが導入されたため、最後の1周で激しいバトルが繰り広げられ、ジェローム・ダンブロシオ(マヒンドラ・レーシング)が勝利を収めました。
テール・トゥ・ノーズの戦いとなったこのレースのトップから7位までのタイム差はわずか1.633秒で、何台かのマシンは横並びの状態でフィニッシュラインを通過しました。
アウディモータースポーツ代表のディーター・ガスは、次のように語っています。
「第2戦でも非常にスリリングなレースが展開され、アウディは素晴らしい結果を残しました。カスタマーチーム、エンビジョン・ヴァージン・レーシングのロビン・フラインスとサム・バードが2位と3位でフィニッシュしました」
「ファクトリーマシンのステアリングを握るルーカス(・ディ・グラッシ)とダニエル(・アプト)は、素晴らしいスタートを切ったのですが、レース後半で苦戦してしまいました。なぜ彼らのペースが落ちてしまったのかを解明する必要があります」
予選では完璧なパフォーマンスを見せることができなかったディ・グラッシとアプトは、センセーショナルなスタートを切りました。
ディ・グラッシは1周目にポジションを5つ上げ、アプトは7つもポジションを上げました。11番手および16番手からスタートしたディ・グラッシとアプトは、わずか数周を走行しただけで、トップとのタイム差を一気に縮めました。
波乱の展開となったこのレースで、ディ・グラッシとアプトはそれぞれ7位と10位でフィニッシュしました。ディ・グラッシは、次のようにコメントしています。