その選手権の歴史的変遷のなか、ホンダ・シビックとして最後のシリーズタイトルは2014年にRAMレーシングがファクンド-デラ・モッタとともにプライベーターとして獲得したものとなる。

 来るシーズンに向け、チームは4台の『ホンダ・シビックSTC2000』の投入を決定。リードドライバーには昨季のブエノスアイレス200kmでグエリエリとともにマシンをドライブしたサンティアゴ・マロを起用し、2台目にはチーム代表の子息であるフアン-アンヘル・ロッシがシートに座ることがアナウンスされた。

 残る2台のドライバーはまだ未定で近日中の発表を予定しているものの、過去3シーズンをシボレーのワークスチームで過ごし『YPFクルーズ』をドライブしたマヌエル・マロや、その兄であるサンティアゴ・マロ、そしてこちらもワークスのシトロエン・トタル・スーパーTC2000チームに所属するホセ-マヌエル・ウルセラが移籍候補として噂されており、残念ながらグエリエリのレギュラー起用の可能性は低いとみられている。

 一方、2018年もチャンピオンに輝きシリーズ連覇を果たしたルノースポールは、30歳の王者ファクンド・アルドゥソと、そのチームメイトとタイトル争いも演じ、ときにアシスト役として活躍したリオネル・ペーニャの残留を発表。タイトル防衛に向け2台のドライバーを継続起用するとともに、残る2台のドライバーを入れ替える計画を明らかにしている。

ホンダ現地法人のファクトリーバックアップを受け、ワークスチームとしてSTC2000復帰が決まった
フル参戦初年度のレギュラーには、サンティアゴ・マロとフアン-アンヘル・ロッシの2名が確定した
昨季のテスト参戦でレースデビューを担当したエステバン・グエリエリには、長距離戦のゲストドライバー起用の道が残される

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