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海外レース他 ニュース

投稿日: 2019.02.25 16:16
更新日: 2019.03.20 23:43

TCR:2019年のBoP策定が大詰め。トラックテストに新規ホモロゲ車種5台が集結

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海外レース他 | TCR:2019年のBoP策定が大詰め。トラックテストに新規ホモロゲ車種5台が集結

「つまり、僕はそれだけ去年のBoPテストで良い仕事をしたということだからね。今季はテスト参加車種が減ったけれど、それでも多くの走行時間とやるべき仕事があった」と、新方式のテストを振り返ったロイド。

「各車種の間にはとても大きな隔たりがあって、バランスもハンドリングもまるで異なっていたから簡単な仕事ではなかったよ。それぞれに対して短い時間のなかで可能な限り最善のフィードバックを見つけ出さなくてはならなかった」

 一方、昨季のBoPテストでアクシデントの起因となっていたメガーヌR.S. TCRは、2019年に向け大幅なアップデートを施したEVOモデルを開発。このBoPテストで公式にお披露目を迎えた。

 ルノースポールからオフィシャルパートナー兼正規販売代理店としてのサポートを受ける形で、スイスのブコビッチ・モータースポーツが製作したこの新型モデルは、2018年シーズンはTCRドイツやUKシリーズなどでのテスト参戦を経て、このBoPテストで2019年型として初のトラックテスト実現となった。

「こうして今日という日を迎えられ、とても晴れ晴れとした気分だ。引き続きルノースポールとともに働けることにもワクワクしている。この新型メガーヌは各TCR選手権で最前列を争えるポテンシャルがあると信じているし、近日中にも我々自身の2019年プログラムが発表できるはずだ」と語るのは、同社代表のミレンコ・ブコビッチ。

 昨季8月にデビューしたメガーヌR.S. TCRは、この2019年型に向けサスペンション、エンジン、空力などすべての主要分野でアップデートが実施されている。

「このメガーヌR.S.は過去6カ月の間に多くの分野で再設計が施された。フロントとリヤのサスペンションはトランスミッションと同じようにファインチューンされ、エアロダイナミクスは抜本的に見直されている。そして新型エンジンはマッピング、燃料噴射および冷却システムが完全に新しいものに更新されている」と説明するブコビッチ代表。

 これらすべてのテスト結果を踏まえた2019年最初のBoPテーブルは3月上旬に発表される予定で、TCR規定最高峰シリーズのWTCR世界ツーリングカー・カップを筆頭にすべてのカテゴリーで採用される。

 その後は、トラック上のパフォーマンスや各シリーズのレギュレーションに従って、シーズンを追うごとにサクセスバラスト(コンペンセイション・ウエイト)やブースト圧調整などが、各選手権規則によって追加されていくことになる。

昨年に引き続き、今季もTCRシリーズのBoP公式テスターを務めたダン・ロイド
ルノースポールの支援を受ける『ルノー・メガーヌR.S. TCR』にも大掛かりな改良が実施された
WTCRにも参戦するロメオ・フェラーリ製マシンは『アルファロメオ・ジュリエッタ・ヴェローチェTCR』に登録名も変更された
すべてのテスト結果を踏まえた2019年最初のBoPテーブルは3月上旬に発表される予定だ


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