■ドライバーたちもそれぞれの印象をもつ

 また、ドライバーたちは初めてGT3で走るニュルブルクリンクに、さまざまな感想をもったようだ。また、多くのファンが訪れるレースだけに、そこでの新鮮な驚きもあったという。

「GT3で初めてのVLN参戦で、去年のライセンス取得の時にドライブしたケイマンとのスピード感の差を実感し、正直言うと恐怖感もありました。今回のレースは幸いドライコンディションだったので、ラップを重ねるごとに攻められていることを実感し、24時間へ向けての良いトレーニングになっていると思います」というのは次生だ。

「僕がドライブしているGTマシンやル・マン、少し前に出たバサースト12時間レースの写真を持ってサインをもらいに来てくれるファンがいて、日本から遠く離れたドイツで応援してくれるファンがいるのは嬉しいですね!」

「ニュルは昔からクルマをつくる聖地でもあり、ニュルを制した者はいろんな意味でヒーローになれると思っています。近藤監督の3年計画の間で、GT-Rの強さをファンの皆さんにみせられるようにしっかりと努力をしたいです」

 また、同じく初挑戦の高星は「BoPで抑えられていたのもあって、トップスピードもそこまで出ないようになっていたため、逆にタイヤのグリップがあってダウンフォースがあるので、考えていたよりは思ったよりも怖くはなかったです。安心してドライブできたと思うし、非常にポジティブに終えられたと思います」という。

「数年ぶりにニュルにGT-Rが戻ってくることで、応援してくださる地元のファンの方に、僕たちがニュルへ挑戦する姿を見せられることが嬉しいと同時に、ただ参加するのではなく、結果もきちんと残さなければいけないと思っています」

 そして、今回のレースではコード60もあり、あまりトップスピードで走ることができなかった藤井だが、「天候やスケジュールの変更もありましたが、最低限の周回は重ねられ、トラフィック、タイヤのロングライフチェックやマシンのバランス感触を確かめられました」とレースを振り返った。

「レース後半はコード60がフルコースで出たりと、かなり危険なコンディションでしたが、そのような場面も含めて、本番へのリハーサルとして経験できたので、いい初戦を終えられたと思います。近藤監督がレース前に言われていた今回のいちばんの目標である『ノーミス、無傷で完走する』ということはクリアできて、次に繋げられるレースになりました」

「クルマに対してもドライバーに対しても、足をすくわれそうになるシチュエーションが想定外に起こり得るサーキット。クルマに対しても普通のロードコースでは考えられない入力があるし、当然それはクルマに対してもストレスになるし、そんなコンディションの中で、クルマやタイヤがまず耐えられて、走り続けられるというだけでもすごいことだと感じました」

「日本人として、日本が誇るGT-Rで、このノルドシュライフェをチャレンジできることに深い想いと誇りを感じます」

 ドライバーたちのコメントにもあるとおり、ニュルでもGT-Rは大人気だ。地元ファンに『GODZILLA(GT-Rの海外での愛称)』再来の歓迎を受け、終始多くのファンに囲まれていたKONDO Racingのピット周辺。また、ドライバーのみならず近藤真彦監督のもとにも数多くのファンが監督の現役時代のマシンの写真を持参してサインを求める姿が多く見かけられ、近藤監督もサインや記念撮影に気さくに応じていた。

KONDO RacingのニッサンGT-RニスモGT3
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話し込む松田次生と藤井誠暢
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高星明誠
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ミハエル・クルムからのアドバイスを聞く藤井誠暢
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