この実績も含め彼のスクールには続々と若手有望株が集うようになり、F1とインディ500を制したエマーソン・フィッティパルディやル・マン5勝、デイトナ24時間3勝のデレック・ベルらを筆頭に、アンディ・ウォレス、ジェフ・クロスノフ、スコット・プルーエット、ヤン・マグヌッセン、グレッグ・ムーア、ジョニー・オコネル、ジミー・バッサー、ウォーレン・ヒューズ、そしてビルヌーブやバトンなど多くのトップドライバーを輩出した。
さらにスクールの成功は世界中に波及し、北米やカナダでも直営スクールを開校したほか、シルバーストンやドニントンでもコーチング・プログラムのベンチャーを立ち上げるなど活動を拡大していった。
そして本拠地スネッタートンではラッセルの義兄弟であったラルフ・ファーマンの創設したヴァンディーメンにもガレージを与え、そのファクトリーからは数々の名作フォーミュラカーが誕生。息子のラルフ・ファーマンJr.もスクールの受講生としてドライビングを学び、海を渡ってフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)やJGTC全日本GT選手権(現スーパーGT)でも活躍を演じるなど、その存在は今なお世界のモータースポーツ・シーンを支える大きな力となっている。
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