NASCAR XFINITY SERIES
第6戦 My Bariatric Solutions 300
開催日:3月30日
カイル・ブッシュがトヨタ・スープラで今季3勝目
3月30日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第6戦My Bariatric Solutions 300がテキサス・モーター・スピードウェイで開催されました。
30日(土)午後12時18分、1.5マイルオーバルを45周、45周、110周の3ステージ合計200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。シリーズレギュラーのクリストファー・ベルとブランドン・ジョーンズが予選1、2番手でトヨタ・スープラが最前列に並んでスタートを切りました。
ベルは首位を逃げ、5番手スタートのカイル・ブッシュがブランドン・ジョーンズをかわして2位でステージ1を終了。ブランドン・ジョーンズは5位。
しかし、ステージ1が終了してピットへ向かったベルはピットロードスピード違反のペナルティ。ブランドン・ジョーンズも車体を持ち上げるジャッキを外さないままピットアウトしてペナルティを受けることとなり、それぞれ18位、19位へ後退。
カイル・ブッシュが首位を争い、ベルとブランドン・ジョーンズがポジションを取り戻していったステージ2終盤、残り10周でクラッシュ車両によりイエローコーション。カイル・ブッシュら大半がピットインしたのに対し、3台がコース上に残り、カイル・ブッシュは4位で残り3周の再スタート。ステージ2はカイル・ブッシュ4位、ベルは猛追で5位、ブランドン・ジョーンズが10位となりました。
ステージ3はピット作業でポジションを上げたカイル・ブッシュとベルが2-3位で再スタートを切ると、3ワイドでのバトルの末にベルが首位浮上。カイル・ブッシュとベル、そしてもう一台のライバルを加えた3台が激しい首位争いを繰り広げました。
一方、トップ5圏内を走行していたブランドン・ジョーンズは他車に接触されクラッシュ。レースを終えることに。カイル・ブッシュはベルを追う途中でバランスを崩して一気に9位へ後退しましたが、再度追い上げ終盤には3位へ。
レースは残り10周というところでピットロード上に車両が停まってしまったためイエローコーション。全車ピットへ向かい、カイル・ブッシュは燃料給油のみでピットアウトしたのに対し、ベルはタイヤを交換。これによりカイル・ブッシュが首位、ベルは3位へと後退。
残り6周での再スタート後はカイル・ブッシュが首位の座を守りきり、今季シリーズ3勝目を挙げました。ベルは3位でフィニッシュ。この勝利でカイル・ブッシュはNASCAR3カテゴリーでの通算勝利数を203へと伸ばしました。カイル・ブッシュは前日のトラック・シリーズも制しており、今季ここまでNASCARトップ3カテゴリーで14戦に出場し9勝という強さを見せています。
次戦第7戦は4月6日(土)、ブリストル・モーター・スピードウェイで行われます。
ドライバーコメント:カイル・ブッシュ
「タイヤ交換をしないという選択は確かにポジションアップに有効でした。しかし再スタートが心配でした」
「充分なグリップが得られるかどうか分かりませんでしたが、実際にはうまく行きました。今日の我々のトヨタ・スープラは本当に素晴らしく速かったです」
