■メインレース
2番手のキャッツバーグがスタートで失敗し4番手まで後退したこともあり、ポールシッターのロペスはプレッシャーを受けることなく1コーナーをクリア。2番手にミューラー、3番手にメディ・ベナーニとシトロエン勢がトップ3を独占していく。
レース序盤はミューラーが首位ロペスを上回るラップを刻んでいたものの、以降はギャップが広がり始める。
今回はもてぎ大会であったような“譲り合い”はなく、最終的にロペスが11.037秒もの大量マージンを築いて、今季8回目のトップチェッカーを受けた。
2位、3位はミューラー、ベナーニでシトロエンが表彰台を独占。また、ベナーニは暫定ながらWTCCトロフィーのタイトルを手にしている。
ホンダ勢は思うようにペースを上げられずティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)の8位が最上位だった。
第11ラウンドは11月5~6日にタイラウンドが予定されているが、資金面の問題からキャンセルされる見込み。そのため次戦は11月24~25日の最終戦カタールラウンドとなる。
なお、来週行われるワールド・モータースポーツ・カウンシル(WMSC)で正式にタイラウンドのキャンセルが決まればシトロエンによるシリーズ連覇、WTCCトロフィーのタイトルも確定する。
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています