今季ここまで不調に喘いでいたチェコのエースとFreightlinerも、先頭に躍り出れば状況は一変。13周のレース全域にわたって2番手ロドリゲスとのギャップをコントロールすることができ、待ちに待った今季初のトップチェッカーを受けた。

「シリーズ最大の1戦で復活の勝利を挙げることができて本当に特別な気分だ。良いスタートを切ったけど、前の2台がワイドになったりグラスエリアをカットしたりしていたので、戻ってきたトラックに当たらないよう細心の注意を払った。そのあとも、とにかくマージンを守ることに集中したよ」と、安堵とともに喜びを語ったラッコ。

 その背後につけていたロドリゲスだが、レース終盤にサッシャ・レンツ(SL Trucksport/MAN)、ハーンの急襲を受け、レンツはターン1のアウトから豪快に並びかけると、続く左コーナーでインを差し華麗なオーバーテイクを披露。ハーンもそれに続き、王者は2戦連続の表彰台を獲得。

 さらにロドリゲスの受難は続き、最終ラップ残り数コーナーということろでアルバセテにも捕まり、5番手でフィニッシュラインを通過することとなった。

 明けた日曜のレース3に向けても、王者ハーンが今季7度目のポールから8勝目を獲得。1コーナーのブレーキング競争で6番グリッドから2番手にジャンプアップしていたシリーズの紅一点、シュティフィ・ハルム(Team SchwabenTruck Racing/IVECO)は、地元ドイツの大歓声を受けて同郷のチャンピオンを追走したものの、2度の最高速度違反でタイムペナルティが加算され大きくドロップ。アルバセテとラッコが前日に続くポディウムに上がった。

 そして週末最終ヒート、レース4はリバースのフロントロウ発進だったメルセデスのキスが、5周目にアンドレ・クルシム(Don’t Touch Racing/IVECO)をかわし、今季2勝目を飾っている。

 続くETRC2019年シーズンの第5戦は、今回復活勝利を飾ったラッコの地元チェコ共和国のモストを舞台に、8月31日~9月1日の週末に争われる。

土曜夜には恒例となった前夜祭も催され、音楽コンサートや花火でトラッキーたちの盛り上がりも最高潮に
R3で今季8度目のポールから7勝目を飾ったヨッヘン・ハーン。ここまで勝率5割と驚異的数字に

ドイツ出身シュティフィ・ハルムは、パンク、ペナルティ、ステアリングトラブルと気合が空回りする週末に
R4はTankpool24 Racing、ノルベルト・キスが今季2勝目を手にしている

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