「とくにスーパーカー出身ドライバーたちの速さは疑いようがないね。タイトルを獲得した実績のある彼らは百戦錬磨の技術を持っている。それにもっと驚いたこととしては、各マニュファクチャラー間の性能差がとてもクロスした状態に保たれていることだ」

「僕らが普段戦っているWTCRでは『今週は僕らアウディの番、ホンダとヒュンダイは次のラウンド』みたいな暗黙の空気がある。それほどラウンド間で性能調整ウエイトの変動幅が大きいんだ。でも、ここではコンマ1秒の中にアルファロメオ、ホンダ、ヒュンダイが並んでいる。素晴らしいことだよね」と続けたベルネイは、初参戦のレース1を振り返った。

「オープニングラップはタイヤの内圧が上がり切らず、2周ぐらいはスライドが収まらずにコントロールが難しかった。このトラックはライン外のダストが多く、レコードを維持することに気を配ったよ。そこからマシンの速さは一貫していて、ドライブが楽しかった」

「本当はコース図を見たとき、ここがオーストラリアでも楽しいトラックに入るとは思えなかったんだ。でも実際は全然異なっていて、非常に面白かったよ。新しいレーストラック、新しい国、新たな学びの経験ができて本当にハッピーだ」

 そう語って、明けた日曜のレース2もポールポジションからスタートを切る予定だったベルネイだが、その晩に体調不良となり突然のダウン。早朝に医師の診断とアドバイスを受けた結果、レース参加を取り止める事態となり、代わってアウディRS3 LMSは豪州ツーリングカー界のビッグネーム、グレン・シートンの息子であるアーロンが起用され、MPCのエースカーはグリッド最後尾からのレースに。

 この変更でポールに繰り上がったオキーフのアルファロメオがレース2、そしてレース3を制し、「ここまでマシンの感触が良かったので、この週末は狙っていた」と、日曜の2ヒートを完全制圧している。

 続くTCRオーストラリア・シリーズ第5戦は約1カ月のインターバルを経て、メルボルン近郊のウィントン・モーター・レースウェイで、8月31日~9月1日に3ヒートが争われる。

「リードを築いた後も、ラインを外さないよう神経を使った」と勝者JK(中央)
R1で2位表彰台に上がっていたデュラン・オキーフが日曜の2ヒートを連勝で締めくくった
GRMのルノー・メガーヌR.S.TCRに乗るジェームス・モファットは、R2の8位が最高位と苦しい戦いが続く

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