トラックヘッドによる欧州格式のFIA選手権、ETRCヨーロピアン・トラック・レーシング・チャンピオンシップの2019年シーズン第5戦モストが8月31日〜9月1日に開催され、ヨッヘン・ハーン(Hahn Racing/IVECO)がポール・トゥ・ウインを含む土日連続ポールで今季9勝目を飾り、地元チェコ共和国の英雄、2017年王者のアダム・ラッコ(Buggyra Racing/Freightliner)を圧倒するドライビングを見せた。

 シリーズ5度のタイトル獲得経験を持ち、トラックヘッド界の”帝王”として君臨するハーンは、唯一のボンネットキャブ型となるFreightlinerに乗る地元のエース、ラッコの抵抗を0.077秒差で退け、土曜午前の予選でシーズン8度目のポールポジションを確保した。

 土曜午後のレース1スタートでも危なげなくホールショットを決めた帝王は、そのままラッコを従えて11周のレースを走破。その2台の後方では、FIAからも「欧州格式選手権で最も成功を収めている女性ドライバー」と称されるシュティフィ・ハルム(Team SchwabenTruck Racing/IVECO)と、同じくドイツ人のサッシャ・レンツ(SL Trucksport30/MAN)が激しいポディウム争いを展開。

 3番手を行くレンツに対し、執拗にプレッシャーをかけ続けたハルムの執念が勝り、レンツのSL Trucksport30のMANはパンクからステアリング系統に損傷を来し、チェッカーを受けることなくリタイヤに。

 これでハルムが3位表彰台を獲得し、4位にアントニオ・アルバセテ(Trucksport Lutz Bernau/MAN)、そして最後のトップ5スポットには、ノルベルト・キス(Tankpool24 Racing/Mercedes-Benz Trucks)のフラングスタート・ペナルティによりポジションを上げたホセ・ロドリゲス(Reboconort Racing Truck Team/MAN)が入っている。

チェコ共和国のモストは、2017年王者アダム・ラッコとBuggyra Racingには落とせないホームレースとなる

表彰台の常連として、今回もレースでの強さを披露した女性ドライバーのシュティフィ・ハルム

R1で今季9勝目を飾った帝王ハーンの両隣には、ラッコ、ハルムとシリーズの主役級が並んだ

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