迎えたレース1のスタートでは、ポールシッターでイン側から発進のアンドレアスが1コーナーで首位を守りホールショットを奪うと、2番手には軽量プジョーの加速力を活かしたブリシュが、アウトサイドのファイルズに先行して2番手に浮上。すると、ターン3でワイドになったアンドレアスは2台を前に出し、早くも3番手にポジションを落としてしまう。

 さらに後方ではWestCoast Racingのオリー・カンガス(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)がターン9でスピンを喫し、PSS Racing Team Hondaのヴィコール・ダビドフスキ(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)らと絡んでストップ。これでセーフティカー(SC)が導入される。

 レース時間残り11分で再開された時点で、首位ブリシュ以下、ファイルズ、バックマン、そしてウルティアの4台はお互いの隙を伺いながらの精神戦を展開。その背後ではウルティアとともにFPでペースセッターとなったマグナスのアウディがパワステ異常で1コーナーを曲がれずコースオフ。

 少しずつ戦線離脱者が増えてくると、タイトルを争うエングストラーは苦しいレースを強いられ、Team Clairet Sportのテディ・クラレット(プジョー308TCR)との接触後、左フロントサスペンションにダメージを負い、リタイアを余儀なくされる。

 そのまま上位勢は11周のチェッカーをくぐり、ブリシュが勝利。ファイルズ、バックマン、ウルティア、そしてデビュー戦となったVuković Motorsportの17歳、ジャック・ヤング(ルノー・メガーヌR.S.TCR)のトップ5かと思われたが、暫定リザルト時点で2位ファイルズに対し「スタートグリッドの外側からレースを開始した」として、ドライブスルーペナルティ相当の30秒加算を受け22位に。

 一方、レース後審議となっていた勝者ブリシュにも、同じくスポーティングレギュレーションの第38条と第137条(グリッド位置違反)に該当するとして5秒が加算され、2位に降格。これでターゲット・コンペティションのチームタイトルが確定し、アンドレアスがシリーズ初優勝を手にする波乱の結末となった。

 続く日曜のレース2はリバースポールのロイドがスタートから首位を堅持し、レース全域にわたって2番手マグナスのプレッシャーをしのぎ今季2勝目をマーク。3位にブリシュが入り、選手権ランキングはファイルズの282点に対し、ブリシュが234点で追随。3位に199点でアンドレアスが浮上し、10月12~13日の最終ラウンド、イタリア・モンツァでの超高速決戦を迎える。

R1で誰よりも先にチェッカーを受けた選手権トップランカーたちが、スタートグリッドの不注意でリザルトを失う結果に
R1、R2と2日続けて4位に入った17歳のジャック・ヤング。熟成途上のルノーで新たなスター候補性が躍動した
R2は実力者ダン・ロイドがライト・トゥ・フラッグで今季2勝目を挙げている

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