これらの技術的アップデートとEVOキット開発には、2019年夏に目撃されたKTMとライター・エンジニアリング共作の“コンセプトGTモデル”のテスト走行を通じて収集したデータや知見が活用されたと見られている。

「KTMクロスボウGT4の性能特性と優位点は、その軽量な車体を活かしたコーナリングスピードとブレーキング性能にあるのは疑いようのない事実だ」と語るのは、ライター・エンジニアリング創設者であり、オーナーのハンス・ライター代表。

「そのため、我々が2020年型のEVOモデルで開発したのは、そうしたクルマの象徴的な美点や方向性を失わないように細心の注意を払いつつ、ストレートライン・スピードを上げてパフォーマンス・ウインドウを拡大することだった」

「これによりKTMクロスボウGT4のカスタマーは、あらゆるドライビングスキルや、SRO指定を受ける世界中の高い競技レベルを持つどのカテゴリーでも、オーバーテイクの機会を増やすことになるだろう」

「我々としても過去の数シーズンで、そうした世界中のカスタマーの声に注意深く耳を傾けてきた。そして、すべての人々にとってもっとも有益なアップグレードを提供することに多大な努力を払ってきたんだ」

「そんな私たちの経験に基づき、KTMクロスボウGT4 EVOはジェントルマンやプロレベルのレーサーなど、世界のあらゆるドライバーの競争力を高める最適なマシンになるだろう。ストレート上でのポジション争いを優位にするだけでなく、これまで同様コーナリングとブレーキングでも充分な安定性とパフォーマンスが提供されるわけだからね」

 従来型のKTMクロスボウGT4を走らせるすべてのカスタマーは、この2020年型キットにより最新のEVO仕様にアップデートすることが可能となり、440馬力仕様のエンジンキットは、単体のアクセサリーパーツとしても供給されることが決まっている。

量産モデルはオープントップとなるが、GT4では前開きのクラムシェル型ルーフを備える
SROのBoP指定でも最高出力は375馬力まで増加。機械的には440馬力にまで対応する
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