また周冠宇と同じくルノー・スポール・アカデミーに所属するルンガーがARTグランプリからF2にフル参戦する。2017年にアカデミーに加入したルンガーは、2019年にARTグランプリからFIA-F3にデビュー。優勝が1回、表彰台とポールポジションが2回ずつという結果を残し、ランキング6位という結果を残した。
2019年はF2最終戦アブダビにトライデントからスポット参戦も果たした。2020年のシリーズフル参戦を前に、ルンガーはチームの公式サイトでコメントを発表した。
「ARTとともにF2にステップアップをして、今年はチャレンジングな年になるだろう。チームに残ることができて嬉しいし、彼らを信じている」
「F2のレースがどのようなものかを経験することができたので、(2019年に)アブダビでF2に出場できてラッキーだった。僕にはベストチームがついているので、2020年は成功を収めることができるだろうと自信を持っている」
「僕の目標はチャンピオンシップを勝ち獲ることだ。ARTとともにF2という次のステップに進んだことについて、僕のスポンサー、僕に投資してくれた人々、ルノー、家族、マネージャーに感謝したい」
2020年シーズンのF2には、メーカーやチームの育成プログラムに所属するドライバーが数多く参戦することになる。フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)からはカラム・アイロット、マーカス・アームストロング、ジュリアーノ・アレジ、ミック・シューマッハー、ロバート・シュワルツマンの5名、ルノーからは上述の通り周冠宇とルンガーの2名だ。
そしてレッドブルからは角田裕毅が、ウイリアムズからはダニエル・ティクトゥムが参戦する。今年のF2では、メーカー/チーム内でのF1昇格をかけた争いも注目ポイントのひとつだろう。
■2020年FIA-F2 ドライバーラインアップ(1月30日時点)
| No. | Driver | Team |
|---|---|---|
| 1 | ショーン・ゲラエル | ダムス |
| 2 | ダニエル・ティクトゥム | ダムス |
| 3 | 周冠宇 | ユニ・ヴィルトゥオーシ |
| 4 | カラム・アイロット | ユニ・ヴィルトゥオーシ |
| 5 | マーカス・アームストロング | ARTグランプリ |
| 6 | クリスチャン・ルンガー | ARTグランプリ |
| 7 | 角田裕毅 | カーリン |
| 8 | TBA | カーリン |
| 9 | TBA | カンポス・レーシング |
| 10 | TBA | カンポス・レーシング |
| 11 | ルイ・デレトラズ | チャロウズ・レーシング・システム |
| 12 | ペドロ・ピケ | チャロウズ・レーシング・システム |
| 14 | フェリペ・ドルゴヴィッチ | MPモータースポーツ |
| 15 | TBA | MPモータースポーツ |
| 16 | アーテム・マルケロフ | BWT HWAレースラボ |
| 17 | ジュリアーノ・アレジ | BWT HWAレースラボ |
| 20 | ミック・シューマッハー | プレマ・レーシング |
| 21 | ロバート・シュワルツマン | プレマ・レーシング |
| 22 | TBA | トライデント |
| 23 | TBA | トライデント |
| 24 | TBA | ハイテックGP |
| 25 | TBA | ハイテックGP |
