すると直後にTCRオーストラリアでホンダ系ドライバーとして活躍中のジョン・マーティン(Wall Racing)が1コーナーでウォールにクラッシュし、後続を走っていたWTCR世界ツーリングカー・カップ参戦組のニールス・ラウングフェルド(Track Tec Racing)が巻き込まれるアクシデントが発生する。

 第2戦に続くマーティンのリタイアを皮切りに、続々とピット・ルーティンへとなだれ込んだ隊列だったが、その後は昨季VASCデビューで表彰台を獲得したトーマス・ランドル(ACT Fence Hire)らが代わる代わる首位に立ち、選手権リーダーのディラン・オキーフ(Renault Sport GRM)と前戦勝者の2007年VASC王者ガース・タンダー(Melbourne Performance Centre)らが絡むクラッシュが発生するなど波乱続出の展開に。

 そんな混乱をくぐり抜け、ハーバー、サットン、ランドルのパックがファイナルラップへと突入し最後の勝負に。ハーバーはランドルからの執拗なプレッシャーを抑え込み、2本のロングストレートで完璧なブロックラインを取ると、最終コーナーで賭けに出たランドルがわずかなコンタクトで姿勢を乱し失速。これで雌雄は決し、ハーバーがeシリーズ初勝利。バトルを観察して好機をうかがったサットンが2位に続き、ヘルネが3位。ランドルは8位までポジションを落とす結末となった。

 続いてトップ20のリバースグリッドで争われたレース2は、その狙いどおりにオープニングから各コーナーでクラッシュ多発の荒れた展開となるなか、後方からハーバーとサットンの前戦ワン・ツー・ペアが這い上がる展開となり、ハーバーは4周目時点で2番手にまで浮上してくる。

 一方のサットンも宿敵ハーバーの後方で冷静に動きを観察したのち、残り2ラップの最終セクターで首位に浮上。ストレートエンドのヘアピンでドアを閉め、完璧なディフェンスでやり返しラウンド3での勝利を獲得。このパーフェクトな優勝劇でランキングでも首位浮上に成功し、2位ハーバーと3位トム・アレクサンダー(Track Tec Racing/ワイルドカード枠)のトップ3リザルトとなった。

 次週開催の『ARG eSports Cup』第4戦は、ここまで使用してきたアウディRS3 LMSを一旦離れることになり、今度はシングルシーターのダラーラ製F3マシンを採用。その舞台はフォーミュラにふさわしい超高速サーキット、イタリア・モンツァとなる。

R2はトップ20リバースの影響もあり、オープニングラップから至るところでアクシデントが勃発
R2終盤、満を持して仕掛けたBTCC王者が新鋭を仕留め、3ラウンド連続のトップチェッカーを受けた

本日のレースクイーン

池永百合いけながゆり
2026年 / スーパーGT
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