「改訂版カレンダーはすでに準備ができ、承認のためFIAに対して申請を行う計画だ。我々のプロジェクトチームは常に情報を得ており、ユーロスポーツ・イベントとFIAはWTCRのコミュニティが安全に開催できるカレンダーシナリオに基づき、8月末から11月までを目処にコンパクトでアクション満載のシーズンを提供するべく取り組んでいる。前代未聞、異例の2020年シーズンになるだろう」
現在、ポルトガルASNの代表を務める元レーシングドライバーのニー・アモリムは、キャンセルの無念を抱えつつ「2021年の確実なレース再開を目指す」と語った。
「イベントがキャンセルされたことは本当に残念だが、ポルトガルのみならず世界の活動を制限し続けているパンデミックの副作用には屈するほかなかった」と続けたアモリム代表。
「ヴィラ・レアルの自治体とWTCRプロモーターは、この都市を世界有数の魔法のようなストリート・サーキットに復元するため、良い妥協点を見つけ出すと確信している」
WTCRは前回のカレンダー改定に際し「年間20レース(10戦)を維持したい」との意向を示していたが、すでにハンガロリンク、ニュルブルクリンクでのイベントも、COVID-19パンデミックの影響により失う形となっている。
