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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.06.13 07:50
更新日: 2020.06.12 15:21

豪州SC:eシリーズ最終戦はSVGが制し、初代『Supercars All-Stars Eseries』王者に

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海外レース他 | 豪州SC:eシリーズ最終戦はSVGが制し、初代『Supercars All-Stars Eseries』王者に

 そのオープニングラップでもGriffins Bendでウィル・デイビソン(フォード・マスタング/23Red Racing)やブライス・フルウッド(ホールデン・コモドアZB/Mobil 1 Middy’s Racing)らのマシンが大破するクラッシュが発生するも、先頭集団は影響を受けずHell Cornerでハーバーが首位に浮上。そのまま隊列を率いてレースペースを作っていく。

 すると2番手コステッキと7番手スタートのマクラフランが3周目にアンダーカットに向かったところ、DJR Team Penskeのマスタング17号車はピットエントリーアウト側のタイヤバリアに激突するまさかの事態で大幅タイムロス。上位浮上のチャンスを棒に振るかたちとなってしまう。

 続く4周目には2番手ハーバーと3番手パスカーレがピットへと入り、首位コステッキを含めて実質首位争いを展開するトップ3を形成すると、ハーバーが6周目のGriffins Bendでコステッキのインサイドにダイブ。

 わずかにリヤをロックさせながらなんとかコントロールしたハーバーだが、ラインを被せたコステッキが接触し、YUASA Erebusのホールデン56号車はアウト側に弾かれワイドに。しかしこのバトルにお咎めはなく、ハーバー、パスカーレがそのままインをすり抜けていく。

 この間にピットを済ませたSVGがこの首位争いに加わり、各車2度目のルーティンも終えて3番手追走を開始していた13周目。ファイナルラップを目前にしてそのタイトル候補にもアクシデントが発生する。

 山降りのテクニカルセクションForrest’s Elbowでブレーキングを遅らせたSVGは、前を行くパスカーレの左リヤに接触。前荷重のErbusホールデンはたまらずスピンを喫し、イン側のウォールにノーズを擦り付けた状態でストップする。

 このバトルのペナルティ裁定を回避したいSVGもスローダウンしパスカーレの復帰を待つが、バックギアを使用しての脱出となり、その間にコステッキやチャズ・モスタート(ホールデン・コモドアZB/Walkinshaw Andretti United)に先行されるなどポジションを失う結果となってしまう。

 それでもパスカーレを前に出して走行を再開したSVGは、続くファイナルラップを走破して勝者ハーバー、2位コステッキ、3位モスタート、そしてパスカーレに続く5位でチェッカー。マクラフランはこの周にダメージのためマシンを止めたこともあり、SVGがドラマに見舞われながらも『Supercars All Stars Eseries』初代チャンピオンを獲得する結末となった。

ファイナルラップ目前で、eシリーズの宿敵同士がタイトルの行方に影響しかねないまさかのアクシデント

敗れたスコット・マクラフランだが「シリーズを通じてSVGには及ばなかったが、これで現実の3連覇に集中できる」と、すでにスイッチを切り替え済み
フィニッシュ後の1コーナーではSVGを祝福し、通過するほぼ全ドライバーがドーナツを披露した


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