隣国アルゼンチンのスーパーTC2000(STC2000)と並び、南米大陸最大級の人気を誇るツーリングカー選手権、SCBストックカー・ブラジルの2020年シーズンがついに開幕。7月24〜25日の週末にゴイアニアで開催された2ヒート戦では、新規参戦となるTOYOTA GAZOO Racing Brasilの新型『トヨタ・カローラ』が連勝デビューを飾り、レース1を新チーム移籍のリカルド・ゾンタ(RCM Motorsport)が、レース2をルーベンス・バリチェロ(Full Time Sports)が制し、ブラジルが誇る元F1ドライバー・コンビがトヨタの船出に華を添える結果を手にした。

 3年連続シリーズチャンピオンを獲得中で、WEC世界耐久選手権ではファクトリー契約ドライバーも務めるダニエル・セラ(Eurofarma-RC)を筆頭に、多くの実力者が名を連ねるSCBシリーズは、長年続いてきたシボレー・クルーズのワンメイク状態に終止符を打ち、この2020年から新たなマニュファクチャラーが参入した。

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