明けた日曜午前11時過ぎからスタートを迎えたレース1は、今季から改訂されたスポーティングに従い予選Q1結果のみでグリッド確定となり、ポールポジションにはオリバー・セーデルシュトレーム(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/Lestrup Racing)が着き、フロントロウにハフが並んでのスタートに。

 しかしチームメイト同士で対照的な発進となり、ホールショットを決めたセーデルシュトレームに対し、ハフは蹴り出しが悪く一気に5番手にまで飲み込まれてしまう。

 代わって2番手に躍進してきたのがQ2最速男のブリンクで、オープニングから力強いペースを見せたアウディは、勢いそのままに最終コーナーで若手セーデルシュトレームも仕留め、早々にトップを奪ってコントロールラインへと戻ってくる。

 一方、新型クプラのPWR勢は苦しい戦いを強いられ、ダールグレンは5周目にハフとの勝負に敗れると、その後は2台目のアウディRS3、モーリンとのバトルに。すると8周目にダールグレンをかわしたモーリンは、続けざまにコチュリンスキーとアンドレアス・アールベルグ(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/Kågered Racing)らもパスするなど躍進を見せ、この際のバトルでコチュリンスキーは新車のリアサスペンションを破損するダメージを負ってしまう。

 するとこの大暴れを合図に実力者たちの挽回が始まり、タイヤを使い切ったモーリンにダールグレンが逆襲し、ふたたび5番手のポジションを奪還。一方、首位を行くブリンクのアウディにも異変が起き、右ヘアピンの“Ejes(エイエス)”でミスを犯し、ふたたびセーデルシュトレームに首位を奪われる。

 一方、4番手を走っていたハフも周りのドロップダウンを合図に反撃を開始し、11周目にはエミール・パーソン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR/Kågered Racing)を仕留めて3番手へ。さらに前を行く2番手ブリンクとの差も縮めると、アウディ首位陥落となった同じエイエスコーナーでボディを擦り付けながらオーバーテイク。これでハフは2位浮上を果たし、Lestrup Racingがワン・ツー体制を築き上げる。

 しかし、レーススチュワードはこの際の動きが「危険行為」に該当するとしてレースタイムに5秒加算のペナルティ裁定を下し、チーム側からはレース後の抗議が出されるも覆らず。2位に7秒のマージンを築いた若手有望株のセーデルシュトレームが開幕戦で初勝利を飾り、2位ブリンク、3位パーソンに続き、ハフは4位でSTCC初戦を終えた。

食中毒やマシン破損など、波乱に見舞われた開幕戦となったミカエラ-アーリン・コチュリンスキー
R1こそペナルティ裁定に泣いたが、元世界王者の実力を発揮し、初挑戦のトラックで連続表彰台デビューを果たしたロブ・ハフ

■レース2もタイム加算でリザルトに変動あり

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