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海外レース他 ニュース

投稿日: 2020.09.03 10:55
更新日: 2020.09.03 10:58

豪州SC第7戦:7冠王者が逆襲。レッドブルのウインカップが2戦連続ポール・トゥ・ウイン

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海外レース他 | 豪州SC第7戦:7冠王者が逆襲。レッドブルのウインカップが2戦連続ポール・トゥ・ウイン

 一方、このアクシデントに救われたのが16番手スタートだったマクラフランで、混乱を潜り抜けて一気に8番手まで進出することに成功。キャメロン・ウォーターズ(フォード・マスタング/ティックフォード・レーシング)が率いるマスタングの隊列に加わり、ポイント圏内でレースを進めていく。

 そのウォーターズは、2番手モスタートのホールデンが早めのピットでアンダーカットを狙う戦略であることを読み取り、ファーストスティントを長く取って後半フレッシュタイヤでの逆襲を選択。

 するとこの戦略がピタリとハマり、ピットアウト時には4番手まで後退するものの、レイノルズ、モスタートをコース上で仕留め、今季自己最上位の2位表彰台を獲得。その6.8856秒前方では悠々クルージングでレースを支配したウインカップがトップチェッカーを受け、タウンスヴィル通算11勝目を飾っている。

 明けた日曜の2ヒートに向けてもこの宿命のライバル対決が続き、予選ではウインカップ、マクラフランがポールポジションを分け合うと、レース2ではフロントロウに並んだモスタートを寄せ付けず、ウインカップが独走で39周を走破。3位には土曜の失態を取り戻す快走を見せたSVGが大逆転で入り、ほぼ終盤までそのポジションを守っていたジェームス・コートニー(フォード・マスタング/ティックフォード・レーシング)は、ブレーキトラブルで7位に沈んでいる。

 そして週末最終のレース3は、ここまで7位、6位と本来の実力とは程遠いリザルトに甘んじていたポイントリーダーのマクラフランが、定位置のポールポジションから盤石のレースを披露。レースを通じてウォーターズとのマスタング対決を繰り広げたものの、そのプレッシャーも封じて今季8勝目をマーク。このレースで3位に入った選手権2位ウインカップとのポイント差を123点にまで広げている。

 この週末には2020年シーズン終盤戦に向けたスケジュールの改訂もアナウンスされ、シリーズの“魂”である『バサースト1000』は10月15~18日開催で固定ながら、これを改めて最終戦の舞台とし、その直前に“ザ・ベンド”ことベンド・モータースポーツパークでのスーパースプリント2連戦を実施されることが決定。

 9月19~20日、9月26~27日の“ザ・ベンド”を前哨戦とし、続くマウントパノラマがタイトル決定戦の舞台となるシリーズ史上最短のシーズンになることがアナウンスされている。

「週末の間に立て直すことが重要」と語っていたスコット・マクラフランは、有言実行でR3を制す
シリーズの”魂”である『バサースト1000』は10月15〜18日で固定ながら、今季は最終戦の舞台に決まった
チーム撤退で今季シートを喪失していたウィル・デイビソン(左)は、耐久カップ登録でキャメロン・ウォーターズと組んでのバサースト参戦が発表された


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