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海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.11.01 18:45

TOYOTA GAZOO Racing NASCARマーティンズビル レースレポート

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海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing NASCARマーティンズビル レースレポート

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第20戦 Texas Roadhouse 200
開催日:10月29日

クリストファー・ベル4位、ティモシー・ピーターズ5位。
“チェイス”第2ラウンド初戦でトヨタ勢3名がトップ4キープ

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第20戦「Texas Roadhouse 200」が10月29日(土)にマーティンズビル・スピードウェイで開催された。

 トラック・シリーズの“チェイス”も、第2ラウンド“ラウンド・オブ・6”を迎えた。今大会からの3戦で、“チェイス”に残っている6名から下位2名が脱落。上位4名が最終戦でタイトルを争う。

 トヨタ勢は18歳のルーキー、ウィリアム・バイロン、21歳のルーキー、クリストファー・ベル、そしてベテランのマット・クラフトンとティモシー・ピーターズの4名が“チェイス”に残っている。クラフトンはここマーティンズビルで過去2勝。昨年秋の大会を制している。

 また、コースのすぐ近くの出身で、ホームコースとも言えるピーターズは2009年に勝利、トップ5フィニッシュ7回と得意にしている。

 今大会、今週末はレースのないエクスフィニティ・シリーズにレギュラー出場しているダニエル・サレスがスポット参戦。また、往年の名カップ・ドライバー、ジェフ・バートンの息子である16歳のハリソン・バートンがトラック・シリーズのデビューを果たすこととなった。

 午後1時43分、雲ひとつ無い好天の下で0.526マイルショートオーバルを200周(105.2マイル:約170km)して競われる決勝レースがスタート。トップ10スタートのサレス、ベル、バイロンが上位を争う中、11番手スタートのクラフトンもこれに加わった。

 バイロンはハンドリングと駆動系の一時的な不調で順位を落とすも終盤には上位に復帰。19番手スタートのピーターズも徐々にポジションを上げ、トップ10圏内へ。一方で、トップ5に入っていたクラフトンはブレーキ系のトラブルに見舞われ大きく後退してしまった。

タイトなマーティンズビルで“トヨタ・タンドラ”勢が上位を争い4台がトップ10フィニッシュ
タイトなマーティンズビルで“トヨタ・タンドラ”勢が上位を争い4台がトップ10フィニッシュ

 デビュー戦で、16番手スタートから後半にはトップ10までポジションを上げた16歳のバートンは、残り40周を切ったところで痛恨のスピン。周回遅れとなってしまった。

 “チェイス”を争う中で着実に上位を走り続けたベルがトヨタ勢最上位の4位、ピーターズが5位でフィニッシュ。レースの大半でトップ5圏内を走行したサレスが6位。トラブルで苦しみながらも挽回したバイロンが8位と、トヨタ勢は4台がトップ10フィニッシュを果たした。

 “チェイス”争いでは、ジョニー・ソーター(シボレー)が勝利を挙げたため最終戦進出が確定。トヨタ勢は残る3つの席を目指して第2ラウンドの残り2戦を争うこととなる。今大会終了時点では、ベルが2位、ピーターズが3位、バイロンが4位。

レースを17位で終えたクラフトンは進出圏内とは11ポイント差の5位で逆転を狙うこととなる。

 次戦第21戦は11月4日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー クリストファー・ベル:
「4月のマーティンズビル戦に比べるととても良いレースだった。素晴らしい“トヨタ・タンドラ”を用意してくれたチームを誇りに思う。トップ5フィニッシュは嬉しいし、ポイント面でもとても大きい。最後ジョン・ハンター(ネメチェク:シボレー)を捕まえられなかったのは残念だが、個人的にあまり得意とは言えなかったマーティンズビルでトップ5フィニッシュ出来たことは、“チェイス”を考えても素晴らしい結果だ」

<キャンピング・ワールド・トラック・シリーズの“チェイス”>
 今季よりエクスフィニティ・シリーズと、キャンピングワールド・トラック・シリーズでもプレーオフ“チェイス”システムが採用されることとなった。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは、全23戦のシーズンのうち、終盤の7戦でタイトルを争う。開幕からの16戦全ての決勝に出場し、ランキング30位以内に入った上で、シリーズ戦勝利を挙げたドライバーと、ランキング上位のドライバーから8人が選抜。

“チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの2ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位2名が脱落しポイントをリセットして次ラウンドに進む。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。


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