明けた日曜もレース1に向けた計時予選が行われ、シボレーのフリオ・カンポス(クラウン・レーシング)を降したトヨタのバプティスタがポールを獲得。そのままレースでも主導権を握り、ピット作業も順調にこなして28周を走破してポール・トゥ・ウインを飾り、義務ピットでカンポスを出し抜いたディエゴ・ヌネス(Blau Motorsport)が2位に入った。

 このオープニングレースで10位に入ったセラは、続く最終ヒートでリバースポールを得ると、30分のレース全域にわたって首位をキープする。しかしファイナルラップとなった26周目には、背後から怒涛の勢いで開幕勝者リカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ)が迫ってくる。

 そのままゾンタのトヨタ・カローラがシボレー・クルーズに並び掛け、両車はサイド・バイ・サイドのままフィニッシュラインへ。結果、薄氷の0.400秒の鼻差で首位を守ったセラが今季初勝利を獲得。2位ゾンタに続き、シボレーのガブリエル・カサグランデ(R.マティス・モータースポーツ)が最後のポディウムを得ている。

 このリザルトにより、選手権は9戦を終えた段階で元イタリアF3王者のラモスが選手権首位に浮上し、14点差でゾンタが追走。その背後に2点差でカミーロとマウリシオが並び、マウリシオ、バリチェロのトップ5に。スタンディング急浮上のセラが6番手に続くランキングとなっている。

 2020年のSCBストックカー・ブラジルは、続く10月17~18日にヴェロチッタでの通常フォーマット戦を開催。土日1ヒートずつの決勝を実施し、以降はクリティバ、ゴイアニアでのダブルヘッダー戦を経て、12月にインテルラゴスでのグランドフィナーレが予定されている。

ピット作業も順調にこなして28周を走破したバプティスタが日曜R1でポール・トゥ・ウインを飾る
日曜R2のリバースポールを活かしたシリーズ3連覇中の王者ダニエル・セラ(Eurofarma RC)が今季初勝利
AF CorseとともにWEC世界耐久選手権も戦うダニエル・セラ。これでSCBでは選手権6位に浮上した

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