これで1周目からセーフティカー導入。トップに立ったのは、スタートで前に立ったカラム・アイロット(ファン・アメルスフールト)で、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(カーリン)、セルジオ・セッテ・カマラ(カーリン)というトップ3に変化。ポールポジションスタートのジョージ・ラッセル(ハイテック)、そして山下健太(スリーボンド・ウィズ・Tスポーツ)が続いた。
10周の予選レースは5周目に再開。リスタートで2番手につけていたダ・コスタがアイロットをかわしリードを築いていく。一方、山下はリスボアでラッセルにオーバーテイクを仕掛けるも、その後方のフェリックス・ロゼンクビスト(セオドール・レーシング・バイ・プレマ)が迫る。ただ、ここはうまく防戦し、5番手をキープした。
一方、首位に立ったダ・コスタはそのままフィニッシュまで逃げ切り、20日の決勝レースのポールポジションスタートを獲得。アイロットが2位、セッテ・カマラが3位という結果となった。その後方では、山下が9周目のマンダリン〜リスボアという攻防で冷静にラッセルをパス。表彰台を見据える4位でチェッカーを受けてみせた。
日本勢では、牧野任祐(TODA RACING)が混乱をうまく抜け19位フィニッシュ。ヤン・マーデンボロー(B-MAX Racing Team)が20位。坪井翔(TEAM TOM’S)が21位となった。佐々木はクラッシュ直後、ピットインしてマシンを修復。完走扱いとはならなかったが、翌日のグリッドに向けチェッカーを受けている。